目次
はじめに
他の業種や、まとめをご覧になりたい方はこちらからどうぞ。
【4事例まとめ】農業・林業における小規模事業者持続化補助金の活用事例
【2事例まとめ】漁業における小規模事業者持続化補助金の活用事例
【6事例まとめ】情報通信業における小規模事業者持続化補助金の活用事例
【22事例まとめ】建設業における小規模事業者持続化補助金の活用事例
【14事例まとめ】専門・技術サービス業における小規模事業者持続化補助金の活用事例
【7事例まとめ】教育・学習支援業・塾における小規模事業者持続化補助金の活用事例
【3事例まとめ】福祉業・整骨院等における小規模事業者持続化補助金の活用事例
【4事例まとめ】運輸業・郵便業における小規模事業者持続化補助金の活用事例
【20事例まとめ】美容院・サロン・生活関連サービス業における小規模事業者持続化補助金の活用事例
【73事例まとめ】卸売業・小売業における小規模事業者持続化補助金の活用事例
【63事例まとめ】宿泊業・飲食業における小規模事業者持続化補助金の活用事例
【118事例まとめ】製造業における小規模事業者持続化補助金の活用事例
小規模事業者持続化補助金とは…
公募要領によると小規模事業者が自社の経営を見直し、自らが持続的な経営に向けた経営計画を作成した上で行う販路開拓や生産性向上の取組を支援する制度です。
意訳をすると、「割と小さめの会社や個人事業主が、自社の置かれている状況や自社の強みなどを見直して、これからも継続して経営を行うための経営計画を立ててください。その経営計画を事務局で審査しますので、審査に通れば、その経営計画の中で行う新規顧客獲得や業務効率化の取り組みに対して金銭的な補助をしますよ」といったところですね。
最大の補助金額は250万円です。最大の補助率は3/4です(基本は2/3です)。
通常枠が50万円であり、それにプラスしていろいろな要件をクリアすることが出来れば、補助金額が上乗せされていきます。
この補助金額が示しているのは全体の経費ではなく、返ってくる金額のことです。
経費として375万円利用した場合に2/3の250万円を補助してもらえるということです。
詳しくは下記をご覧ください
【2023年版】まだ間に合う?持続化補助金とは?概要と申請方法
自動車整備業・その他サービス業の概要
自動車整備業の概要を下記に記載します。
自動車整備業は、自動車の修理やメンテナンスを行う業種です。この業界は非常に重要な役割を果たしており、自動車の性能を最適化し、運転者と公衆の安全を保証することを目指しています。自動車整備業は一般的に以下のようなサービスを提供します
・定期的な車両検査やメンテナンスサービス(オイル交換、タイヤ交換など)
・車体やエンジンの修理
・車輌のカスタマイズや改善
・自動車部品の販売
また、この業界はテクノロジーの進歩に伴い進化し続けています。電気自動車や自動運転車の普及により、整備士のスキルセットや業務内容も変化しています。
補助金申請事例
※ミラサポplusの内容を引用しております。
ミラサポplusへ
リフトの導入で作業効率をアップし顧客対応頻度のアップに成功 Body Shop神谷
平成15年10月大阪府河内長野市に設立。平成28年9月加賀田から小塩町へ移転し、自動車の板金、塗装から整備全般を行なう。(週6日9:00から18:00まで営業)
事業の内容
補助金を活用して、車両を素早く持ち上げることが出来るトータスリフトを導入し、定期的来店商品の販路を開拓するとともに作業効率の向上と安全性の確保に努める。
作業効率が上がることにより新たな顧客獲得だけでなく、顧客満足度向上にも繋げ、売上増加かつ経営の安定化を目指す。
事業の効果
トータスリフトの導入により、作業効率が大幅に改善し、顧客の来店が重なった場合でも対応が可能になり、チャンスロスを防止し、集客活動を積極的に行うことが出来た。また、利益率の高いタイヤ交換の作業効率向上により売上の安定化を図ることが出来た。
事業者の声
今後は、近隣への広告宣伝等を行い、タイヤ交換、オイル交換、車検といった定期的なサービスのさらなる販路開拓を目指している。またソフト面でのサービスにより顧客との信頼関係を築き、本補助事業で得た成果を次に繋げて行きたい。
「デザイン看板でアピール」総合オートショップ! 吉松自動車有限会社
昭和45年に開業。新車中古車販売、車検整備、板金塗装、車両レンタルを専門としている。代表者と従業員が2級整備士資格と検査技師資格を取得しており、急ぎの要望にも確実に対応できる体制となっている。平成28年に創業者の長男に事業承継を行った。
事業の内容
看板を従来の社名のみのものから、提供するサービス内容をピクトサインで紹介したデザイン性の高い看板にリニューアルし、会社のイメージアップと新規客獲得を図った。
事業の効果
事業実施後、昨年同期と比較して1か月平均車検台数が3台、鈑金整備の依頼が5件、車両レンタルの利用が3台あり、約34万円の売上増となった。
若年層や女性はタイヤ交換や修理などはそれぞれの専門店でしか出来ないと思われている方も多く、当社で対応可能なサービスを分かり易く掲示することは大きな効果があった。
「近くの整備工場で全て解決できるなんて」と喜んでいただくことができた。
事業者の声
他店にはまだあまり見かけることのないデザイン看板で、今まで来店されることが無かった新規の顧客がリピーターとして来店されるようになり、PR効果は絶大であった。
小規模事業持続化補助金は、使い勝手の良い補助金で今後も機会があればぜひ利用していきたい。また漫然としていた事業経営を、見直す良い機会となった。
大型車両にも対応できる機器を導入し、顧客需要に対応 日之影自動車整備工場
昭和33年4月設立、日之影町の中心部に位置する自動車整備工場である。公共事業所、民間企業、一般消費者あわせて顧客数は800を超える。
事業の内容
事業用車両整備獲得のため、大型車両用リフト(2柱リフト)を導入し、一般車両はもとより建設・一般事業所用のトラックも受入整備が可能となる体制を整えた。
事業の効果
2t車両等が受け入れ可能となり、建設業者等のトラック受注が増え、1カ月あたり10台の受注増が見込める。
それに対応するための従業員1名を雇用することができた。また、9月・10月の売上は前年同月比で30%増となり、本事業による効果は大きかった。
事業者の声
本事業において、受注可能車両台数が増加し、新たな雇用も生まれた。今後は、新任従業員を各種研修に参加させることで、技術力、信用力の向上を図っていく。
大型車両の整備機器導入による新規顧客獲得の取り組み 西部オート
昭和42年に創業。自動車販売・整備業であるダイハツのピット店である。主力となっているサービスは車検整備業・大型自動車整備である。平成25年度より事業承継の取り組みとして息子に仕事の移行をはじめている。息子は商工会青年部部長や消防団に所属する等、強固な人的ネットワークを有しており、町内外から信頼を集め仕事に繋がっている。
事業の内容
現在、町内で唯一大型自動車が整備できる弊社の強みを活かし、エアーコンプレッサー導入による販路開拓を図った。
地域の消防団体をはじめ大型車保有者をターゲットにした営業活動を行った。
事業の効果
今までは1台のエアーコンプレッサーで普通自動車・大型自動車の両方に対応していたが、町内外からの依頼に対応できず売り逃しをしていた。
本事業を実施することで、町内外の大型自動車の受注増加に繋がった。新規顧客が約20件獲得し、売上高は前年比3%程度増加している。
事業者の声
本事業は整備事業が中心となったため、営業活動について課題が残った。今後は商工会から営業活動の支援を継続的に受けながら事業承継に繋げていきたいと考えている。
弁当宅配が柱となって支えてくれた 有限会社共栄旅行サービス(その他サービス)
家族3人で経営する旅行会社で、主な顧客は地元の各種団体や小中学校。これら団体旅行の企画・手配・添乗までの一切を手掛けている。ホテルのバックヤード見学など大手では企画できないツアーで、顧客満足度を重視した内容を地元密着型で提供している。 旅行事業の企画で、もう一つの重要なポイントが旅行先での「食」。これまでの団体旅行の企画で生まれた各地域との繋がりもあり、それら地域の食材を活かしたケータリングサービス事業を考案。経営革新計画の承認を受け、飲食事業の営業許可も取得、ケータリング事業をスタート。
コロナでどのような影響を受けましたか
今年2月以降は感染拡大の影響で、旅行事業では予約のキャンセルが相次いだ。現時点では初秋までの団体・個人旅行のすべてがキャンセルとなっている。
「郷土料理を中心とした宴会メニューの企画代行とケータリングサービスの提供」をテーマにしたケータリング事業「MIYABI」は、地元の飲食事業者や地方の食材生産者と連携しつつ順調に取引先を増やしている状況にあったのだが、こちらも会合等の中止により予約のキャンセルが相次いだ。
最終的に3月から5月の売り上げは、対前年比で90%減となった。
どのような対策を講じましたか
本業となる旅行事業の負担にならない程度にと始めたケータリング事業は、繁閑の差が激しい事業でもあった。そこで繁閑差を埋めるべく地元限定で週3日の弁当宅配を開始。
これが想像以上の反響となり、結果として今回の新型コロナ禍において大きな支えとなってくれた。当時はかかってくる電話のほとんどがキャンセルを伝えるものであった中、弁当宅配だけは注文の電話だった。売り上げをカバーするほどではなかったものの、この電話注文には精神的にも肉体的にも救われた思いだ。
弁当宅配先でもあった草加商工会議所の提案もあり、「新型コロナウィルス感染症に立ち向かう草加市内経営革新計画承認企業(旅行業者)のご紹介」というプレスリリースを配信したことで地元の新聞とテレビの取材を受け、弁当宅配の注文を受ける件数が徐々に増えた。
弁当宅配の注文増を踏まえ、新型コロナ禍以前に日本政策金融公庫から調達していたケータリング事業のための設備資金を元手に、旅行事業で使用していた事務所スペースを調理施設へと改修した。
また、小規模事業者持続化補助金の交付を受けたことで、チラシの作成・配布、ホームページの作成など、販促面を強化することができた。
今後はどのように展開していく予定ですか
まず、旅行事業では、最大で旅行代金の半額相当(一人一泊あたり最大20,000円)が支援される観光庁の「Go Toキャンペーン事業(Go To Travelキャンペーン)」の開始に合わせ、顧客が感動できる高クオリティーのツアーの企画・提案をこれまでと同様に行っていく。そのための販促用チラシも現在製作中。
一方ケータリング事業では旅行事業で得たノウハウとコネクションを生かし、全国各地の名産品や隠れた名品等、美味しい食材を織り交ぜた厳選メニューをデリバリー&ケータリングサービスで提供することが目標。
さらに、高齢者向けとなるサービスの構築など社会貢献度の高いテイクアウト事業も模索している。人件費等のコスト面を考慮する必要はあるが、高齢者かつ買い物弱者向けの弁当宅配を強化し、地域とともに発展することを目指す。
古いアルバム写真を整理して、個人や会社のオリジナルストーリーを紡ぐ ちいさな伝記株式会社(その他サービス)
平成5年より個人経営の写真館「写真道場」を営業。新事業展開を行うため、平成27年にちいさな伝記株式会社として法人化した。
事業の内容
古いアルバム写真を整理し、さまざまな情報を盛り込んだ高品位写真集を制作。
この商品を広く周知するために、サンプル、パンフレット、webサイトなどの作成を行った。
事業の効果
企業版サンプルを作成したことで、新しい販路を開拓する道筋ができた。
パンフレット、webサイト制作により、事業内容を分かりやすく顧客に伝える手段ができた。
オーダーメイドの高額商品であるが、上記によって2件の受注を請けることができた。
事業者の声
商品の価値や制作方法などを顧客に伝えるために、パンフレットやwebサイト制作を実施したが、これによって自分たちの指向をより精鋭化できた。
商工会議所からは、本事業の進め方や資料のまとめ方に関するアドバイスをいただけたことは大変に有り難いことであった。
今後は、事業の広報に力を入れ、よりよい「ちいさな伝記」の制作に励んでいきたい。
これまでにない手法の広告実施で成約増に成功 K.D.S(その他サービス)
平成27年8月に創業。ダンススクール経営、イベント企画やイベント運営、振付などダンス事業を中心に活動。新潟における市場としては20年以上事業として新潟で確立。一般社会に おける認知度の向上・ダンサーの雇用などを中心としたダンス産業システムを構築して地域に広 く根付いていくための活動を実施。
事業の内容
ダンスレッスンやイベント企画などダンス事業全般を中心に活動。今回の補助金を活用して新しくウエディングフラッシュモブ事業に取り組む。告知フライヤーやホームページを作成し、ダンスを使った新しい事業としての可能性を感じ、新潟で確立できるように活動を展開。
事業の効果
フラッシュモブという未だ馴染みの薄い事業を告知用のフライヤーで一般の方や婚礼会社様、プランナー様へ周知を行い、認知度が高まった。
また視覚的に効果の高いホームページを閲覧することにより、具体的なイメージを掴みやすくなる効果もあり、成約に繋がった。
事業者の声
フラッシュモブというイメージでは伝わりにくいコンテンツを動画と画像にすることでクライアントに分かり易く伝える手段ができた。
テイクアウト販売・感染症対策の強化(コトブキッチン) 株式会社三角形(その他サービス)
2015年設立のPR企画会社。主な顧客は市内の企業や個人事業主であり、プロジェクトマネジメントや企画・発信およびコンサルティング業務を行っている。2017年12月より、オーガニックワインと洋風惣菜の店「コトブキッチン」をオープン。
コロナで受けた影響
周辺企業の宴会自粛により、例年であれば歓送迎会シーズンで売上の上がる時期に大幅に売上が減少。2020年4月からスタッフやお客様への感染拡大の防止策として、営業時間を短縮し、席数を減らしているが、それによりアルバイトスタッフの雇用を調整せざるを得ない事態となっている。
以前の状態に戻るのは容易ではなく、店舗存続の危機に直面しており、廃業するかビジネスモデルを転換するかの決断に迫られている。
対策・補助金の活用内容
細菌混入リスクが少なく日持ちのするテイクアウトの惣菜メニューを増やすためのメニュー開発を行うとともに「真空包装機」「冷凍庫」を導入。
顧客滞在時間や店員との接触機会を減らすため、店舗の入口に「冷蔵ショーケース」を導入するとともに、ショーケース内に盛付けイメージ写真を掲載したポップ(値札)を掲示。
今後の展開
メニューの選択肢を増やし、真空パックによる日持ちのする惣菜を販売することにより、来客数と平均客単価の向上を図る。
「昼営業・惣菜テイクアウトの店」を定着させ、営業時間短縮要請の影響を受けない店舗運営を目指す。
ロードサービス部門を強化し、地域貢献と持続的発展を両立する 有限会社有福モータース
昭和52年に事業承継。当店は、いわゆる過疎地域に立地しているため、自動車販売・整備の売上規模は減少傾向にあるが、ロードサービス部門は近年出動依頼が増加している。 自動車関連事業者として、地元はもとより、近隣まで幅広く地域貢献を果たしている。
事業の内容
広範囲で時間を問わず、出動要請が急増しているため、確実に販路開拓を図るため、一人でも事故対応が可能な「エアバッグシステム」を導入した。
また、広く周知するために、提携損保会社へのお知らせと商工会HPへの掲載を行った。
事業の効果
これまでは2名体制で出動していたが、エアバッグシステム導入により、一人での対応が可能となり作業効率も高く、傷もつかないことが提携損保会社にも徐々に浸透したことで、販路開拓につながると同時に自社の作業効率もアップすることができた。6月初旬納入後、7か月間の利用件数は多くないものの、売上高は前年比110.8%であった。
事業者の声
経営計画を策定する機会をいただいたことで事業全体の見直しができ、課題も明確になった。商工会から強み・弱みの把握に関するアドバイスをいただいたことも参考になった。
清掃から工事まで、「水のプロ集団」が掲げるトータルサービス 大喜工業株式会社(その他サービス)
平成元年2月に摂津市にて排水管工事事業を開始。平成10年2月法人化。平成28年に先代より現在の代表者である川﨑晶弘に事業承継し、排水管・貯水槽の清掃、ポンプ取替工事を24時間対応で行う。
事業の内容
企業のパンフレット・ステッカーを作成、配布し、排水管の清掃からポンプ取替工事までできる「トータルサービス企業」であることや24時間年中無休で対応可能であることをPRした。
事業の効果
排水管の清掃からポンプ取替工事まで自社施工できる企業であると認知され、マンション管理組合等からの見積もり依頼や、新規契約の効果があり、具体的には公園水景施設改修工事50万円/年・点検50万円/年や雑排水管清掃・貯水槽清掃60万円/年の受注があった。
事業者の声
本事業の計画書の作成、遂行を通して、当社の強みや今後のプランを考える良い機会となった。
今後も先代の座右の銘である『創意は無限なり』という想いを引き継ぎ、新規取引先の開拓に努めていきたい。
出張バイクレスキューサービスによる遠方顧客の開拓プロジェクト 友輪館野辺地
1980年創業。店舗面積は15坪ほどで、自動二輪の修理・販売を36年営んでいる。創業以前の自動車メカニックとしての知識を活かし、バイクメカニズムにも精通している。
事業の内容
首都圏など遠方からのバイクツーリング客の出張修理サービスの告知とライダー間のコミュニケーション機能を兼ね備えたホームページの作成とスマホ対応ページの整備を実施した。
事業の効果
本事業実施後、すぐ3件の依頼があった。依頼経路は検索サイトによるものであった。2件はバイクの応急処置的修理であったが、1 件はバイク修理ではなく除雪機のエンジントラブルに関するものであった。ホームページ作成にあたり、バイク修理の出張のみならず、除雪機等の機械修理の依頼も増加し、販路拡大に繋がった。
事業者の声
当社は「気軽に立ち寄れる町のバイク屋さん」をモットーにさらに高い“技術”と“サービス”を提供していきたいと考えていた。商工会から本事業の提案をいただいたことで、引き合いが
増えたと思う。
今後は、後継者候補の長男も巻き込みながら事業展開したいと考えている。
バルーンアートの利用シーンを遡求しオーダーメイドにも対応 Balloonmilk(その他サービス)
バルーン業者のアシスタントアルバイトからバルーンアーティスト・デコレーター活動を経て平成28年1月にBalloonmilk(バルーンミルク)を開業。各種イベントや結婚式場でのバルーンを使用した会場の装飾、オーダーメイドのバルーンドレスの製作等も行う。
事業の内容
販路拡大のためパンフレットを製作。近隣の結婚式場・ホテルに配布したほか、顧客打ち合わせにも使用し商品・サービスをアピール。
オリジナルバルーン制作のための「カッティングマシン」を導入。名前やメッセージをオリジナルで入れられることにさらに顧客満足度の向上につなげることを目指す。
業務効率化のため、「タイマー付ツインブロワー」と「モバイルバルーンポンプ」を導入し、バルーンを膨らませる手間の短縮を図る。
事業の効果
結婚式場のブライダルフェアに合わせてパンフレットを配布したことにより、ウェディング装飾の受注が前月対比で7件増加。
オリジナルバルーン使用のギフト依頼があった他、ロゴなどを入れる提案ができるようになったことでJリーグチームのイベント装飾も受注。
装置の導入で15~20時間かかったドレス製作が10時間程でできるようになり大幅な時間短縮。イベント装飾も効率的にできるようになり外注費も削減に。
事業者の声
ブライダルシーズンの受注件数の増加を期待。また、本事業による販売促進と業務効率化により、業務提携先が増えたことで売上の増加も見込む。
単価の高いバルーンドレスの受注を年間6件とすることを目標にさらに営業を続け、更なる売上増加を目指す。
高級外車にターゲットを絞ったトータルリファイン事業 ケースタイルオート
平成22年10月に東京都多摩市で創業。当初はカーディーラー・中古車取扱店・一般客向けに自動車の内装修理、ホイール修理、ボディコーティングのサービスを開始。その後は新技術を身に付け、自動車の天井張替、ダッシュボードのレストア、ガラスコーティング等を提供。古くなり乗り換える車を、修理・綺麗にして長く乗り継ぐことにより、産業廃棄物を抑制するエコにも貢献している。
事業の内容
コーティングのクオリティを上げるために、作業場兼車庫に対して、シャッターの設置、LED照明12台の設置などの専用設備工事を実施した。
事業の効果
店舗に来店したお客様が専用の設備を確認し、安心して当店に施工を依頼してくれるようになった。これにより、個人客比率が10%程度増加している。
同業者から共同作業を依頼されることが多くなり、平均売上も20%程度増加している。
ボディが傷みやすい真夏の炎天下や真冬や雨天・夜間なども作業が可能で、作業効率アップにもつながっている。
事業者の声
専用設備工事を行ったことにより、個人客の増加、同業者から共同作業の依頼や紹介される店舗になった。
今後も、毎年ブラッシュアップを行ない、今まで以上に発展させていきたいと考えている。
移動修理作業車の機能アップで取引機会増に成功 Grun technisch
平成27年4月、自動車整備業を現在地にて開業。主に、レーシングバイクのサスペンション部分のオーバーホイールやメンテナンス等、各種整備と部品の販売。主な顧客は、東北全域のプロとアマチュアのバイクレーサーやバイク販売店となっている。なお、オートバイのサスペンションオーバーホール技術者所有の専門店は当店が東北で唯一。自らも元プロバイダーとしての経験者。
事業の内容
バイクにおけるサスペンションは大切な役割を持っている部分で、特にレースともなればその状態や調整によっては重大な事故に繋がる恐れのある重要な部分です。
本補助金を活用し、バイクメンテナンス用の「移動作業車の機能を向上」し、レース会場で行える作業サービスメニューの充実化による顧客満足度の向上と取引機会の増加による販路拡大を図る。
事業の効果
新規顧客への現場対応が可能となったことや、レース会場で気になっているサスペンションの挙動をその場で診断・修正出来るようになり、更なる顧客満足度の向上と販路拡大が図られ、短期間ではあったがレース会場での2日間で7件の修理依頼があった。
事業者の声
店舗と同様のサービスが現場で提供できるようになったことから、東北地域のみであった取引範囲が更に拡大し、新規顧客の獲得と販路拡大が可能となった。移動作業車の活用により、今後、年間約15大会への出張サービスを計画し更なる販路拡大を目指していきたい。
幅広い素材に対応できる工具の導入で、顧客需要に対応 えびす島鉄工(機械修理)
当社は平成8年、延岡市北東部の海岸沿いにおいて開業し、現在、父と2人で漁船内の機械機器の修理を行っている。漁船団の基地が当地区に数多く存在していることから、将来的な事業拡大を考えている。
事業の内容
漁船内の機械機器には潮風でも腐食しにくいステンレスが用いられており、修理を迅速に行うため、半自動溶接機を購入するとともに、溶接後に損なわれているステンレス表面の耐腐食性を回復させるエレクトロシャイナーと大型漁船に対応できる100Vインパクトレンチを購入して、修理対応力の強化を図った。
事業の効果
半自動溶接機により、作業効率が20%向上したことで受注増に繋がった。エレクトロシャイナーで高品質な修理が可能となり、100Vインパクトレンチを使用して、大型漁船の修理と養殖いかだの組立事業にも着手できた。
9月の受注状況は、前年同月比で22%の売上増となっている。
事業者の声
現在、当社の新しい修理内容をほかの漁師仲間に口コミで広めてもらっているところである。今後はチラシ等を作成して販路開拓に繋げていく。
事業計画の重要な要素
自動車整備業・その他サービス業の事業計画を考える上で重要となる要素は以下の通りです。
市場調査
自動車整備業のニーズとトレンドを理解するための包括的な市場調査を行うことが重要です。地元の競合状況を調査し、その市場の需要と供給を把握します。
サービスの範囲
事業が提供するサービスの種類と範囲を明確に定義します。これには、定期的なメンテナンス、修理、車両検査、部品の販売などが含まれます。
スキルと資格
高品質なサービスを提供するためには、適切なスキルと資格を持ったスタッフが必要です。また、新しい技術に対応するための継続的な教育と訓練も重要です。
設備と設備投資
適切なツールと設備を備えていることが必要です。これは、自動車の修理やメンテナンスに必要な特別な機器やツールを含みます。
顧客サービス
優れた顧客サービスは事業成功の鍵となります。サービスの質、価格設定、待ち時間、その他の顧客体験要素を最適化することは重要です。
マーケティングと広告
事業の認知度を高め、新規顧客を引き付けるための効果的なマーケティングと広告戦略が必要です。
財務計画
収益予測、初期投資コスト、運用コスト、収益性など、全ての財務側面を考慮することが重要です。
法的要件と規制
すべての法的要件と業界規制を満たすことは必須です。これには、適切なライセンスや許可を取得すること、環境規制や労働法を遵守することなどが含まれます。
補助金利用用途まとめ
自動車整備業では、ほとんどの事業者が設備投資を行っていました。設備をアップグレードすることによって、提供できるサービスの幅を広げたり、サービスの質を高めることで、新しい顧客を獲得したり、リピート率増加を図っている傾向があります。
さいごに
「スマホで事業計画」のご案内
持続化補助金は、中小企業・個人事業主が持続的な経営を実現するための重要な支援策です。持続化補助金を上手に活用し、事業の改善・拡大につなげてください。
なお、弊社では申請に係る作業の中で最も大変な事業計画策定のサポートを行っております。
持続化補助金の申請作業を10倍ラクにする「スマホで事業計画」です。
スキマ時間を活用してスマホで質問に回答するだけで事業計画の策定が出来ますので、下記のサイトから詳細をご覧いただけますと幸いです。