目次
はじめに
IT導入補助金を使ってkintone(キントーン)を導入できるのか?
はじめまして。奈良県唯一のサイボウズオフィシャルパートナー「株式会社パレットテクノロジーズ」の阪本です。
「kintoneを導入したいけれど、コスト面で悩むなあ…」「補助金を使えるのならkintoneを導入したいんだけど…」と思っている方必読です!
結論から申し上げますと、kintoneはIT導入補助金を使って導入できます。※条件あり
本記事では、IT導入補助金とは何なのか、そしてkintoneを導入するにあたってIT導入補助金を使えるのかというところをわかりやすく解説していきたいと思います。
最後までご覧いただけると嬉しいです。
kintone(キントーン)とは?
kintoneについてわかりやすく解説しています。
IT導入補助金とは?
ではさっそくIT導入補助金について解説していきたいと思います。
制度の概要
「ITツールを導入して、インボイス対応や、業務効率化をしたい!」
「でもなるべくコストを抑えたい…」
そんな中小企業様や個人事業主様が受けられる国からの補助金です。
例えば以下のようなものも補助されます。
・最初のアプリ構築費用
・kintoneのライセンス料1人1,500円/月が2年分
・継続して業務改善が可能な伴走支援を受けられる保守サポート2年分
ITツールの初期導入費用だけでなく、その後にかかる費用も補助されるのは有難いですよね。
IT導入補助金2024(https://it-shien.smrj.go.jp/)
補助対象者
まずは公式サイトの公募要領をご覧ください。
IT導入補助金公募要領(it-shien.smrj.go.jp)
P5~14には書かれていますが、
うちは該当するの?と判断が難しい場合はお問い合わせください。
ページ数も多いですし、難しい言葉が並んでいるので読むのも大変だ、わからない!という方もお気軽にお問い合わせいただければと思います。
なお、基本的には中小企業さんが対象になっており、
過去にIT導入補助金に採択されていても再度申請できる可能性があります。
補助金額
IT導入補助金には【通常枠】【インボイス枠(インボイス対応類型)】【インボイス枠(電子取引類型)】【セキュリティ対策推進枠】【複数社連携IT導入枠】の5つの類型があり、目的に応じた枠で申請することになりますが、kintoneを絡めた申請は【通常枠】になります。
補助率は1/2、プロセスの数によって額が変動します。
なお、最大で450万円まで補助されます。
以下のP1~P7の7種類のプロセスのうち、1種類以上の業務プロセスを保有するソフトウェアを申請することができます。ただし、P7の汎用プロセスは単体での使用ができないので注意が必要です。
kintoneがIT導入補助金の対象になる条件
実はkintone単体では申請することができません。
kintoneなどの業種・業務に特化していない製品は、単体での使用ができない『汎用プロセス』に該当してしまうからです。
なので補助金を使ってkintoneを導入したい場合は、IT導入補助金事務局に登録された「IT導入支援事業者」が提供する業務システムをkintoneと組み合わせて申請することになります。
※弊社はIT導入支援事業者として登録されております。
弊社では「在庫管理システム」「顧客管理システム」等を提供しておりますので、それとkintoneを組み合わせてIT導入補助金を申請できます!
他のパッケージもIT導入補助金が利用できるように随時追加していきます。
IT導入補助金を利用してkintoneを導入するメリット
費用イメージをグラフにしてみました。
kintoneは初期構築費用はかかりますが、その後のライセンス費用が安いので、5年とか長く使う予定であればかなりお得になるのがお分かりいただけると思います。
IT導入補助金を使って初期構築費用と2年分のライセンス費用・サポート費用を補助してもらえると、かなり負担が減りますよね。
IT導入補助金の申請手続きと注意点
必要書類の準備と提出
申請にあたって必要な準備は5つあります。
①「gBizIDプライム」アカウント開設 (申請~発行まで2週間程度かかります。要印鑑証明)
https://gbiz-id.go.jp/top/
②「SECURITY ACTION」の実施 (10分程度、一つ星 or 二つ星)
https://www.ipa.go.jp/security/security-action/mark/index.html
③「みらデジ経営チェック」の実施 (30分程度) ※ gBizID が必要
https://www.miradigi.go.jp/check/
④履歴事項全部証明書の取得 (発行日から3か月以内のもの)
⑤納税証明書の取得 (税務署が発行する直近1期分。その1またはその2)
申請手続きの流れ
まず中小企業・小規模事業者等の方が①~④を行います。
①補助事業への理解
②「gBizIDプライム」アカウントの取得
③「SECURITY ACTION」宣言の実施
④「みらデジ経営チェック」の実施
~~~ここからはIT導入支援事業者がサポートします。~~~
⑤IT導入支援事業者の選定・ITツールの選択
⑥交付申請(IT導入支援事業者との共同作成・提出)
⑦交付決定
⑧ITツールの発注・契約・支払い(補助事業の実施)
⑨事業実績報告
⑩補助金交付
⑪事業実施効果報告
先に使い始めないように注意!
申請期限や手続きのスケジュール
スケジュールについては公式サイトをご覧ください。
通常枠は約1か月に1回のペースで申請が可能になっています。
事業スケジュール | IT導入補助金2024
申請手続きの注意点
いくつか注意する点があるのでお伝えします。
①申請するには下記2種類の資料を読む必要がある(トータル134ページも…!)
公募要領(46頁)
https://it-shien.smrj.go.jp/pdf/r5_koubo_tsujyo.pdf
交付申請の手引き(88頁)
https://it-shien.smrj.go.jp/pdf/r5_manual_kofu.pdf
これに注意しないと採択されない or 補助金が振り込まれないというポイントがあるので、
読まないといけないんです…。
とはいえ、お忙しい中で全てに目を通すのは難しいですよね。見落としが無いように、IT導入支援事業者の手厚いサポートが必須なのです。
②申請に不備が発生しやすい
申請にあたって聞きなれない言葉もたくさんあり、認識間違いにより、誤った申請内容で提出すると通りません。
③適当な申請じゃ通らない
何を聞かれているかを把握して、的確に回答する必要があります。 専門家による第3者の目線でブラッシュアップをしないとなかなか採択される内容にはなりません。
④利用実績やその後の報告が必要
申請すれば必ずもらえる補助金というわけではなく、導入したツールの利用実績や経過報告が必要となります。
⑤IT導入支援事業者と申請をする
IT導入補助金事務局に登録されている「IT導入支援事業者」からツールを購入し、共に補助金の申請をしなければなりません。
弊社で申請するメリット
弊社はお客様と対話を重ねて、丁寧な伴奏支援をしていきます。
IT導入支援事業者としてシステムを納品することがゴールではなく、お客様の事業がうまくいくことがゴールだと考えています。
そのため、お客様の事業を理解し、システム導入後の業務フローや運用ルール、そして補助金の申請も通るように一緒に考えていきます。
【補助金採択実績】
2023年:6/6(100%)
ご相談お待ちしております。
まとめ
本記事では、kintoneは条件を満たしていればIT導入補助金の対象になることをお伝えさせていただきました。
申請にはいくつか注意点がありますが、補助金を活用すれば大幅な費用削減ができます。
kintoneの導入を検討されているなら、ぜひ申請していただきたい補助金です。
弊社ではIT導入補助金の申請から、システムの導入、導入後のアフターフォローまでお客様に寄り添いながら丁寧な支援をさせていただきます。お気軽にお問い合わせくださいませ。
また、協業できる可能性がありますので、補助金を使って導入を進めたいkintone開発ベンダー様からのお問い合わせもお待ちしております。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
「参考になったよ~」という方は、ご意見やご感想をX(旧Twitter)で共有して頂いたり、「いいね」や「リポスト(旧リツイート)」をして頂けますと、とても喜びます!
それでは、また。