目次
はじめに
他の業種や、まとめをご覧になりたい方はこちらからどうぞ。
【4事例まとめ】農業・林業における小規模事業者持続化補助金の活用事例
【2事例まとめ】漁業における小規模事業者持続化補助金の活用事例
【6事例まとめ】情報通信業における小規模事業者持続化補助金の活用事例
【22事例まとめ】建設業における小規模事業者持続化補助金の活用事例
【14事例まとめ】専門・技術サービス業における小規模事業者持続化補助金の活用事例
【7事例まとめ】教育・学習支援業・塾における小規模事業者持続化補助金の活用事例
【3事例まとめ】福祉業・整骨院等における小規模事業者持続化補助金の活用事例
【4事例まとめ】運輸業・郵便業における小規模事業者持続化補助金の活用事例
【20事例まとめ】美容院・サロン・生活関連サービス業における小規模事業者持続化補助金の活用事例
【15事例まとめ】自動車整備業・その他サービス業における小規模事業者持続化補助金の活用事例
【63事例まとめ】宿泊業・飲食業における小規模事業者持続化補助金の活用事例
【118事例まとめ】製造業における小規模事業者持続化補助金の活用事例
小規模事業者持続化補助金とは…
公募要領によると小規模事業者が自社の経営を見直し、自らが持続的な経営に向けた経営計画を作成した上で行う販路開拓や生産性向上の取組を支援する制度です。
意訳をすると、「割と小さめの会社や個人事業主が、自社の置かれている状況や自社の強みなどを見直して、これからも継続して経営を行うための経営計画を立ててください。その経営計画を事務局で審査しますので、審査に通れば、その経営計画の中で行う新規顧客獲得や業務効率化の取り組みに対して金銭的な補助をしますよ」といったところですね。
最大の補助金額は250万円です。最大の補助率は3/4です(基本は2/3です)。
通常枠が50万円であり、それにプラスしていろいろな要件をクリアすることが出来れば、補助金額が上乗せされていきます。
この補助金額が示しているのは全体の経費ではなく、返ってくる金額のことです。
経費として375万円利用した場合に2/3の250万円を補助してもらえるということです。
詳しくは下記をご覧ください
【2023年版】まだ間に合う?持続化補助金とは?概要と申請方法
卸売業・小売業の概要
卸売業と小売業は、商品の製造から消費者への最終的な販売に至るまでの流通過程における重要な役割を果たしています。以下にその概要を説明します。
卸売業
卸売業は、製造業者や生産者から商品を大量に購入し、それを小売業者やプロフェッショナルな業者へと販売する業態を指します。卸売業者は大きく分けて、一般卸売業、専門卸売業、その他の卸売業に分類されます。
卸売業者は一般に大規模な取引を行い、商品の輸送、保管、パッケージングなどのサービスを提供することもあります。また、市場の動向を把握し、製造業者と小売業者の間の情報のギャップを埋める役割も果たします。
小売業
小売業は、商品を最終的な消費者へ直接販売する業態を指します。これには、衣料品店、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、デパート、専門店などが含まれます。
小売業者は一般に、商品を個々の消費者に対して、比較的小さい単位で販売します。彼らは消費者と直接接触を持つため、マーケティングとセールスの面で重要な役割を果たします。また、顧客サービス、商品の選定、販売促進活動、価格設定など、消費者の需要に応じた商品とサービスを提供します。
卸売業と小売業は、一般的には別々の組織として機能しますが、一部の企業ではこれらを統合し、製造から小売まで一貫したサービスを提供する傾向もあります。これを垂直統合と呼びます。例えば、一部の大手小売業者は自社で製品を製造し、自社の店舗で販売することで、サプライチェーン全体をコントロールします。
補助金申請事例
※ミラサポplusの内容を引用しております。
ミラサポplusへ
可食プリンターを利用し、オリジナルクッキーで地域のPRにも貢献 Cafe&sweets壱番蔵
2005年5月に創業。江戸時代の屋敷をイメージした建物が並ぶ「いにしえ街道」の中で、当時の蔵を再現した店舗で営業している。
事業の内容
補助金を活用して、バースディケーキやクリスマスケーキなどにお客様の好きな写真や絵を、可食シートを使って印刷できるフードプリンターを購入。他店との差別化を行うとともに新規顧客の獲得により業績向上を図った。
事業の効果
子供の写真を載せれる点をPRしたところ、クリスマスシーズンにはケーキの注文数が増加するなど売上増につながった。
ケーキ以外にも江差町の街並みやご当地キャラクターを印刷したオリジナルクッキーも製造し、土産品として販売、町のPRにも貢献している。
事業者の声
観光客だけでなく、地元客にも新しい商品を喜んで購入いただいている。
さらに熟練して新商品の開発に挑戦していきたい。
高齢者に愛される小型スーパーを創生! 内野ストアー
平成26年に閉鎖された食品スーパーを、地域住民(特に高齢者)の熱望を受けて、当社が建屋、什器を引き継いで再開、地域密着型の食品スーパーとして再出発した。 高齢者のニーズに温かく、きめ細かに対応できるスーパーとして安易な価格競争を回避できる店舗として再生を果たした。
事業の内容
高齢者の要望の大きい惣菜、弁当の拡充のため厨房設備(フライヤー、グリラー)の導入。
高齢者向け宅配サービスの拡充。
SNSやチラシによる惣菜・弁当の新メニューPR
惣菜・弁当用の陳列台新設。
事業の効果
厨房設備の導入によって、高齢者の求める「おかずセット」「おさしみ少量パック」「少人数用の調理済みの魚」等の供給体制が完成し、お客様のニーズにきめ細かく対応できるようになった。この結果、売上高で昨年比20%アップ、営業利益で2.5倍を見込めることとなり、近隣の大型スーパーに対抗できる体質を確立した。
事業者の声
今後は、店内のバリアフリー化をすすめ、高齢者に優しい店作りを実現する。
従来の福岡や筑後方面の青果市場からの新鮮野菜、果実の供給に加え、地元農家からの仕入れを増やし、より高品質な安定供給を確保する。
福岡市内山間部の不利な立地を逆手にとり、価格競争に頼らない、高収益経営の実現に目処をつけることができた。
カスタマイズを中心としたホームページリニューアルによる新規顧客獲得 株式会社カワニシカバンproduct
平成24年に創業。カバンの製造下請け中心に事業運営してきたが、昨年ホームページをリニューアルし、「カワニシカバン」というブランドを構築しながらB to C販路開拓に取り組んでいる。
事業の内容
カスタマイズバッグ製作(自分だけのカバン)をメインとしたホームページリニューアルを行った。
また、新商品を広く周知するためにイベント出展等にてワークショップを多く開催した。
事業の効果
今回の事業は認知度アップ及び様々な消費者のニーズ把握の機会となり、新商品開発、新規顧客獲得に繋がった。(4月のクラウドファンディングにおいては新商品「seow」が50万円の目標金額に対して235万円と大きく上回る結果を残した。) また、B to Bに対しても効果は絶大で売上額も4月末で前年比207%アップを達成した。
事業者の声
以前より考えていた下請けからの脱却に本気で取り組むきっかけとなった。また、商工会が伴走型で寄り添い経営計画を策定することで目標数値が具体化され、事業成功に向けた道筋が明確になった。
今後も商工会のサポートをお願いしながら的確な計数管理、経営計画の見直しも図りながら、「カワニシカバン」というブランド完成にこぎつけたい。
EC機能を持ったWEBのパッケージ改良で販路開拓 一苺一笑
平成24年3月2日設立、所在地は宮城県亘理郡山元町に拠点を置く農業生産法人である。
事業の内容
補助金を活用して、1月から本格化する「いちご狩り」等、直接販売の機会を捉え一般客に対する認知度向上を通じBtoCの直販10%(年間240万円)の増加を図るため、農場へ視認性とデザイン性に優れた看板を設置した。
WebサイトにECを盛り込み、売れ筋商品をランキング形式で表示したことにより、季節によるお薦めもWeb上で提案可能とした。
2パック入りという今までに無い規格のパッケージ開発および袋デザインの試作をしたことにより、これまで「BtoB用としての商品」としてしか出荷していなかった販売手段を「BtoC用としての商品」として確立し、一般消費者向けとしての販路開拓の路を拓くことができた.
事業の効果
看板の設置により観光客のみならず地元住民に対してもPRすることができ、口コミ効果と相まって、JR常磐線再開通で訪れるお客様の取込を図ることができた。
Webサイト開設により顧客に対して常に新しい情報の提供が可能になった。また、業販扱い直販対前年比 20%の増加となった。
パックを中空に浮かせる事でいちごがつぶれない工夫をした結果、タイ、マレーシア、シンガポールへの海外販路への試験販売も決定。
事業者の声
補助金を活用したパッケージ開発により海外展開が可能となった。今後さらなる販路拡大を目指している。
「直販による事業拡大と来店者数増により雇用を増やし、当該地域発展のために、本補助事業で得た成果を次に繋げて行きたい。
条件の悪い土地でも可能なコイン洗車場による土地活用の訴求 ビッグトップ株式会社
当社は1972年に、停車させた車に対して、門型の装置が前後に往復することで、自動で洗車を行う「門型自動洗車機」の販売会社としてスタートした。門型洗車機販売のパイオニアとして、関東一円のガソリンスタンド事業者向けに販売をしてきたほか、自社でコイン洗車場を運営 し、門型式洗車機を導入した現在の洗車場スタイルを確立してきた。また、土地オーナーに対して洗車機を販売するとともに、洗車場経営支援サービスも提供している。
事業の内容
個人の土地オーナーや、スーパーマーケット等の集客施設向けに、洗車機販売、洗車場経営支援を販売拡大していくために、洗車場運営をパッケージ化し、土地オーナーの手を煩わせずに運営をできるような体制を構築。
専用のWEBページを立ち上げ、チラシ・パンフレットを作成し、個別の営業活動に利用して、洗車機導入、洗車場経営を提案し販売。
事業の効果
ガソリンスタンドが減少し、車を洗う場所が見つけにくくなっている現状において、エンドユーザーが便利・快適に洗車できる場所を増やすことができる。
また、土地オーナーにとっては、アパート・マンション経営等を行うには上手く活用することができなかった条件の悪い土地でも、洗車場経営という新しい土地活用の可能性やスーパーマーケット等にとっては、洗車場としての売上が上がるのはもちろんのこと、洗車をきっかけに顧客の来店を誘発していくという提案営業を通じて、当社の売り上げに貢献。
新製品「ヘルメット装着型カメラ」を警視庁と共同開発 アサヒリサーチ株式会社
ビデオライトの製造メーカーとして昭和62年創業。ビデオカメラメーカーの協力会社と して企画、設計、製造を担当。その後、車載用カメラであるドライブレコーダーを中心にカメラ関連の企画製造および販売を行う。主要取引先は警視庁をはじめとした警察関連があるほか、四輪部品卸業者や一般個人・法人。
事業の内容
警視庁向けの新プロジェクト「ヘルメット装着型カメラ」Driveman PS-8(警察等専用モデル)およびDriveman BS-8(一般販売用モデル)の開発を行った。
事業の効果
白バイ隊員向けのドライブレコーダーとして警視庁と新たな製品供給につながった。
警視庁以外にも一般個人・法人向けに製品をアレンジしたDriveman BS-8については新たな自動二輪業界の販路獲得につながっている。
一般向けのDriveman BS-8は、自動二輪用以外の工場等(法人)で需要も出てきており売上への貢献度が大きくなっている。
事業者の声
Driveman PS-8を 警視庁へ平成29年の指定期日に納入できたことは大きな成果となった。
経営計画の作成は自社の売上推移を見直しつつ、将来の商品展開について目標台数等をきちんと見直す貴重な機会となっている。
タイムリーに灯油を配達するサービスを開始し顧客需要を掘り起こし 有限会社世光商会
昭和37年に地域2番目のガソリンスタンドとして開業。店頭販売だけでなく、工業用、農業用の燃料油を配達給油するなど商圏内の様々な燃料需要に対応し、地域に密着したサービスを展開。
事業の内容
個人客の灯油の残量管理を行い、適宜給油するという新サービス「お任せ配達サービス」を考案。
補助金を活用して、補充用タンクの製造、灯油の残量管理補充システム開発、および新サービスを広報するための看板とチラシ・DMを作成。
事業の効果
軒先に設置された補充用タンクが地域住民の目を引き、そこに書かれた社名と電話番号により、同社への問い合わせが相次ぐこととなった。
同社の売上は前年比約5%増となっており、業界平均が約2-3%減であることから、新サービスは同社の売上に貢献している。
事業者の声
今後、増加する高齢者世帯に向けても快適な暮らしのサポートに繋がる取組であり、新規顧客獲得に繋げていくとともに、当社の信頼度を高め、灯油以外の売上にもつなげていきたい。
ギフト用の新商品開発による客単価の向上と新規顧客獲得 ハナあかり
県内の有名洋菓子店で7年間勤務の後、平成20年に開業。田園地帯にある自宅納屋を改装して、古民家カフェをオープンした。主要商品はケーキ等の生菓子や焼き菓子であり、店頭販売も行っている。地域のお客様から愛されている洋菓子店である。
事業の内容
顧客から要望があったギフト用の新商品開発に対応できる攪拌機を導入し、季節の果物を使用した焼き菓子のセットを開発・販売
ターゲットである若い女性に喜ばれるオリジナルのパッケージを考案
事業の効果
ギフト用商品は単品商品と比べて単価が高いことから、顧客単価の上昇に繋がった。
商品の季節感やオリジナルパッケージの効果もあり、口コミで来店客が増え、新規顧客の獲得に繋がった。結果として売上高が前年比15%程度増加した。
事業者の声
以前より考えていたギフト用の新商品の開発に取り組むきっかけとなった。今後は事業の成果を踏まえながら、経営計画を見直しつつ新たな取組みに着手していくことで事業を発展させていきたい。
移動販売を通じ、無店舗地区への貢献と新規顧客獲得を実現 石谷食料品店
町内中心商店街にて食料品販売・民宿を開業。昭和43年より移動販売を開始し、バスを改造した販売車で移動手段を持たない高齢者や、食品・日用品等小売店がない「無店舗地区」へ移動販売を行ない、買物弱者対策に取り組んできた。
事業の内容
町内にできるだけ多くの無店舗地区の方に商品購入の機会を持ってもらうため、また新規顧客獲得のため移動販売車の増車を行なった。
事業の効果
増車により、これまでより商品の販売量・アイテム数も増やすことが可能になった。
実店舗より商品選択の幅が狭まりがちな移動販売ではあるが、利用者の満足度をアップさせることができ、導入後2ヶ月間の売上は昨年比約7.5%増加した。
事業者の声
移動販売車の増台により、新規顧客獲得・売上アップを実現することができた。今後も経営計画に基づき生鮮品の取扱いにさらに力を入れるなど、高齢者に充実した生活を送ってもらうことができるよう活動を続けていきたい。
古民家Cafeの開業による販路開拓と地域づくり 有限会社オー・ティ・シー
昭和43年8月に藤井寺駅前北商店街に茶葉を中心扱う『岡田園』を開店。平成7年に先代より現在の代表者である岡田一樹に事業継承し、平成9年9月に法人化。茶葉にとどまらず、お茶菓子、ソフトクリーム等の商品アイテムを増加するとともに、お茶についてのイベントを開催することでお茶の普及活動に努め事業拡大を図る。
事業の内容
当社所有の古民家に厨房を増設し、カフェとして営業を開始した。
また、古民家カフェのオープンやセミナー等を周知するためにチラシを作成し配布した。
事業の効果
古民家カフェの開業により60~80代が中心であった既存顧客に加え、30代中心の新規顧客を獲得することができた。また、イベントで食事が提供できるようになり顧客満足度の向上を図れた。その結果、客数が前年比1.5倍に増加した。
事業者の声
将来的に古民家カフェの営業日を週2から4、5日にし、売上増加を図るとともに、ペットボトルにはない『茶葉で淹れるお茶』の良さを体験してもらい、お茶の文化の普及に努めていきたい。また、古民家カフェを地域のコミュニケーションの場とし、地域活性化にも繋げていきたい。
買い物不便地域への生鮮品販売を実施 トータルデリバリー座間株式会社
平成21年5月に創業。新聞販売店を営業する傍ら、佐川急便のメール便やミネラルウオーターの配達をしている。
事業の内容
補助金を活用して、買い物不便地域への配達用の軽自動車を購入した。
また、宅配サービスのチラシ76,000枚を作成して買い物不便地域に新聞折り込みを行いPRを実施した。
事業の効果
本宅配サービスでは、農家が厳選した地元産の朝採れ新鮮野菜等をお届けするので、特に高齢の顧客から喜ばれている。
チラシに生産者の顔写真を掲載し、地産地消を前面に打ち出したことにより、当地域に根差した宅配であることをアピールできた。
宅配サービス時に野菜の話をするなど、宅配顧客とのコミュニケーション機会が増え、当店の他サービスへの関心が高まっている。
新聞離れによる定期購読客数が減少する中で、宅配固定客数及び新聞の定期購読者数の増加が見込まれる。
事業者の声
当社の経営方針(顧客が安心でき、より楽しく充実した生活を送るためのサービスの提供)を一歩前進できた。
この宅配サービスを足掛かりに、顧客のニーズを的確に捉えてサービスの質の向上に努めたいと思う。
宅配エリアの拡大、シニア層向けのメニュー開発で顧客数アップ イトヤマ株式会社
平成14年、「惣菜・弁当の製造小売業」として創業し、今年で15年目を迎える。バイキング形式の約20品目の惣菜と、日替わり弁当を約200個/日中心に販売を行っている。
事業の内容
宅配エリアを拡大している地域へ新聞折込みを実施して、特にシニア層をターゲットとして高品質で高付加価値“縁結び”ブランドの新メニューや新企画等の情報をわかりやすく提供して、受注の増加を図る。
当店のコンセプト・こだわり等をPRし、オーダーメイドができることや慶事・仏事等の用途に応じた商品の紹介や管理栄養士と連携して開発した商品のPRも実施する。
事業の効果
「縁結び」ブランドを立ち上げて10月までの11ヶ月で1,500万円を売り上げており、近い将来ケータリングサービスも開始予定である。
競合する低価格の弁当店とも一線を画すことができている。
テナントを撤退した店舗の販売実績(7000万/年間)を2年以内には回復できる状況であり、経営の持続的な発展に繋がった。
事業者の声
雑誌などの取材依頼が多くなり、高価格商品でありながらも順調な売れ行きである。
新たにケータリングサービスを開始する予定で、さらなる事業拡大が見込まれる。
鶏糞肥料で新しい販路開拓に成功 合同会社 ぐるる富山
当社は、生産農家と畜産農家の4名の出資により平成27年6月に設立し、県内の飼料用米の受入・販売・普及拡大、鶏糞堆肥の販売・普及拡大、 農産物加工品の企画・販売を行っている。社名の由来は富山県内で循環型農業を目指していくという想いから、循環=「ぐるぐる」というイメージからきている。
事業の内容
農家70名のモニターに、鶏糞堆肥を試用し調査票の記入を依頼し、販路拡大・製品改良・売上増を図る。
農業新聞に鶏糞堆肥製品の広告を行い知名度アップを図る。
事業の効果
モニター制度や新聞広告により、JA・営農組合等の新規取引先が増え176万円の新規の受注があった。
調査票の活用により、今後の製品改良につなげている。
事業者の声
事業終了後の、平成29年1月に「有機JAS資材リスト登録」の認証を受けることが出来ました。また、2月には地元の「小矢部ブランド」として認定も頂きました。これからも、小矢部市を拠点として富山県下に循環型農業を広めていきたいと考えています。
「角打ち」を新たにスタートし、観光客の取り組み客単価アップ成功 有限会社 おがわや酒店
下呂温泉の温泉街にて酒販を中心とした食料品小売業を営む老舗酒屋。平成26年より地 元酒蔵である「天領酒造」に1本化した販売スタイルとし升による試飲サービスなど観光客から の評判も高い。
事業の内容
青年部員でもある後継者より、「年々売上減少が続いている現状を見直し、改善に向けて検討していきたい」という相談から支援開始。現状分析を実施し、旅館等への卸売に依存した体質から脱却すべく、小売部門の売上増加を図る取組みとして「角打ち(立飲み)」サービスの実施を検討。新サービス開始に向け、持続化補助金を活用して販路開拓と認知度向上などPR活動を行った。
事業の効果
土・日における観光客の来店数が平均5人から10人へと大きく増加している。
角打ちにより滞在時間の延長や、お酒・おつまみなどの購入により平均客単価が3,000円と高くなった。
小売部門の売上が、月次の前年対比115%と増加した。
事業者の声
角打ちという新たな事業展開に向けて、事業計画や補助金活用など様々なアドバイスや後押しがあったからこそ実現できた。補助金の事業実施や、その後のフォローアップもいただけて本当にありがたいです。
開設したホームページやSNSからの集客が全然出来ていないため、集客増加を図る為の対策が重要である。観光客がターゲットであるため、ホームページやSNSを効果的に活用することで、更なる集客が期待できる。
既存店舗内におけるインショップの展開による新規顧客開拓 ファッションナウイマイ
昭和26年に創業。当初は総合衣料品店として開業し、平成2年に婦人衣料品店に店舗改装を行い現在に至る。長年続くお客様との信頼関係を大切にしながら顧客ニーズとトレンドを押さえた商品力により評判を得ている。
事業の内容
店舗内に、ヤングミセス層をターゲットにしたインショップ形態の独立コーナーを設置した。
ターゲットに合わせたディスプレイ用の棚、備品を購入し、後継者を中心に新規顧客の開拓を図った。
事業の効果
店内改装と最新の陳列什器を配置したディスプレイを行ったところ、商品回転率が3倍、売上高も1.5倍になった。また、ヤングミセス層が増加したことで、既存顧客層にも新たな刺激を与えることとなり、売上単価の増加というシナジー効果も発生した。
事業者の声
今回の補助事業により、今まで頭の中で絶えず考えていたヤングミセス層の取り込みのための店舗改装の決断及び実行ができたことが非常に良かった。
また、本事業を後継者が中心になって行ったことで、早期の後継者教育及び事業承継への取り組みができた。
愛犬家のための事業を軸に新たな取り組みで地域の魅力を発信 DogBloom
2003年6月に国東町田深にて犬のトリミング店【DogBloom】を開業。その後、地元である国東という地域を活性化したいという思いから、【国東お犬様本舗】を開業し、国東の水産資源を活用したドッグフードの製造販売を開始。さらには菓子製造のノウハウを応用し【国東ゴコク堂】として地域の魅力を発信する土産品の製造販売も開始している。
事業の内容
トリミング事業の集客を目的とした、ホームページ・リーフレットの作成からスタートし、愛犬家用(人用)煎餅の開発・販売のためのプレス焼き機の設置、土産品開発時のパッケージデザインの改良とリーフレットの作成と新たな事業展開に応じた事業を実施した。
事業の効果
主たる事業であるトリミング事業から始まり、持続化補助金を有効に活用する事で、「ドッグフード製造」「土産品製造」と次々に新たな事業を展開。トリミング以外の事業が年商の4割を超える程に成長した。
事業者の声
一歩踏み出す毎に、持続化補助金や商工会の支援を得る事ができ、次の一歩に繋がってきた。
人口減少など暗い話題も多いが、この地域で今後も生活していく為にも、立ち止まる事なく次々と新たな事にチャレンジしていきたい。
カフェ開設による里山の元気復活計画 石井果樹園
1928年に創業。シャインマスカット・瀬戸ジャイアンツ・巨峰などの葡萄や豊水梨、かおり梨の直売、地方発送を行う果実小売業の専門店です。食用葡萄やワイン用葡萄の栽培面積を増やし、地域の果樹地の保全、緑豊かな景観の維持にも繋げたいと考えています。
事業の内容
倉庫として使っている場所を改装。お客様から要望が多かった「カフェ」を店内に新設。商品購入でお待たせしている時間の解消と飲食しながら商品をゆっくり選んで頂ける環境を整え、お客様満足度を向上させる取組を行った。
事業の効果
お客様の感想は、店の雰囲気がよく、料理のワンプレートメニューやスタッフ対応等好評であった。事業開始から3ヶ月の期間で100名程の新規顧客を獲得した。
「カフェ」の新規顧客が増えたことで、果実販売の周知機会も増やすことができた。
事業者の声
将来は、栽培から醸造まで一貫した品質のよいワイナリーを立ち上げて、「フルーツカフェ 石井」でのワイン提供を目指していきます。
新しいカフェスペースの設置による新規顧客開拓と情報発信事業 株式会社お菓子のじろう
昭和21年に代表者の父が創業。当店一番人気の商品である「黒糖どら焼き」を主とした和菓子が7割、同じく人気の「窯出しシュークリーム」を主とした洋菓子が3割の売上構成で、次々と開発する新商品はメディアからの取材も多く、地元住民から広く親しまれている。 交通量の多い国道沿いに位置しており、近隣には近年、スイーツに力を入れるコンビニエンスストアなどの小売競合が多い中で、顧客からの「気軽に立ち寄って寛げる場所が欲しい」というニーズに応えるべく、イートインスペースの確保を検討していた。
事業の内容
近隣の奥様方をターゲットに、気軽に立ち寄って情報交換ができるイートインスペース確保のための店舗改装を行った。
イートインスペース周知のための大型タペストリー設置、HPの改修、看板設置を行なうなど、対外PR実施と併せて、来店者への魅力度向上のために新商品開発に取り組んだ。
事業の効果
イートインスペース整備後に大型タペストリーを掲載した11月初旬から、親子連れやご夫婦などが新商品を買いに来店するようになり、イートインスペースにも一日平均8人程度の利用があり、「憩いの場所になった」と非常に好評であった。
さらに大型タペストリーに掲載した新商品の「マロンパイ」、「牛乳ぷりん」の売上は、平成30年1月~3月で82万円であり、同期の総売上も前年比10%アップとなり、好調に推移している。
事業者の声
以前よりお客様からご要望をいただいていたイートインコーナー設置を、
補助金の後押しによって実現化できたことは非常に有難く、来店されるお客様の満足度向上と、店内の雰囲気づくりに非常に効果があった。
顧客ニーズに対応する新商品開発と「ヤマタカ」ブランドの確立 髙田食品工業 株式会社
創業1896年「ヤマタカ醤油」として、あまくちで旨味のある醤油を脊振山からの清水、空気の澄んだ山地で120年に渡り変わらない味を守り続けながら、個人宅への訪問販売や、卸売販売を行う地域密着型の醤油屋である。
事業の内容
商品開発、国内、海外への販路開拓の挑戦を行い「ヤマタカ」を確立する事業を行った。
・醤油以外の「たれ・ドレッシング」等の製造開発のための機械の導入
・社会の変化に合わせた、商品容器のリサイズ、パッケージ変更
・ホームページ(新商品紹介、海外向け企業紹介、携帯端末対策)、チラシによる周知
事業の効果
ドレッシングなどの製造は手作業で行っていたが機械導入により、新商品(焼肉のたれ、ソース、ドレッシングなど)が増え、リピート率が向上し、来店客数・売上ともに増加できた。
新商品”のデザインや容器の開発等(海外対策デザインパッケージ変更、高齢者や家族が少ない方が手に取りやすい容器のリサイズ)ができた。
機械導入により、従業員の雇用もでき、地元の雇用促進にも貢献できた。
事業者の声
既存顧客と意見交換をしながら“新商品”の開発をすることで信頼関係がより強くなった。
商談しやすい商品・ホームページができ、海外展開を目指す中、海外対策も行うことができた。
ホームページ等で新商品開発により広告することで、新しい「ヤマタカ」ブランドを幅広い世代、国に伝えることができた。
美しい花々を、より長く記念に残すために 株式会社七洋
昭和48年7月創業。もともとは、管工事業・建設業を前代表者が生業としていたが、平成12年から取り組んでいたプリザーブドフラワー事業にシフト。平成25年より現在の場所に移転し、店舗営業も開始した。プリザーブドフラワーの展示販売、レッスンなども実施。
事業の内容
・プリザーブドフラワー加工の技術力向上のための研修の実施および新規顧客獲得のための商品開発を行った。
・新商品を周知するため、広告媒体や自社Webサイトの充実等による販売促進を行った。
事業の効果
補助金を活用して、プリザーブドフラワーを加工する技術を向上でき、今まで以上に品質の高い加工ができるようになった。また様々な種類の生花の加工にチャレンジすることができ、新たな手法も見いだせた。これにより、様々なお花を長期保存することができ、出来上がった商品は以前より顧客満足度の高いものとなった。従来の商圏外の地域からの引き合いも増え、事業開始から売上高が一昨年比120%程度増加している。
制作したフライヤーを店頭で配布したことで、ウエディングを迎える方からの電話での問い合わせが増加。販路開拓活動を行った結果、若い世代から親世代まで幅広く周知していただくことができ、生花を加工することに興味をもたれた方の来店が増えた。
事業者の声
様々な花のプリザーブド加工が可能となったことから、海外展開の取り組みも始めた。今後地元や日本の花達を世界に発信していく可能性を本事業で獲得することが出来た。諸外国はもとより生花を育てる環境が整わない地域へも提供していけるような体制を作り、本事業で得た効果を次に繋げていきたい。また新たな商品の開発に着手していきたい。
遊休地のオープンカフェ化で地域住民の交流の場の創出と客数拡大 ケーキカフェアヴァンセ
平成14年4月に創業したカフェ&ケーキ専門店。創業以来、「本物のおいしさ」を大切に、品質、素材にこだわり、お客様に喜びと幸せをお届けする安全で、安心できる商品づくりを日々心がけている。また、地域経済の発展に繋がることを目的として、地域の小・中学校の生徒に、お菓子づくりへの興味・関心を持ってもらうため職場体験を実施。お菓子づくりの体験から将来の職業観や生き方を考える機会を提供している。
事業の内容
地域の幅広い年齢層の人々にやすらぎを与え、憩いや交流のできる場を提供していくため、テラスの改修工事を実施。
併せて、その空間に適したテーブルセットを設置した。
事業の効果
従来のカフェスペースでは、ピーク時に満席になる事が多く、売上拡大の機会損失を起こしていたが、今回、カフェスペースを増設し、来店客を逃さず取り込めたことにより、売上が
28年12月比で10~12%増となった。また、当店ホームページ及びSNSで周知したことにより、来客者数も28年12月比で5~10%増加し、お客様にも好評を得ている。
事業者の声
オープンカフェ化により、実際にお客様のご意見や表情が伺える機会が増え、パティシエの製造意欲が高まり、新商品を生み出すきっかけとなった。
兵庫県内最大級の公園に向かうお客様を誘導する独自の看板設置 株式会社キャロル
平成8年に開業したコンビニエンスストアであり、5店舗を運営。ローソン下滝野二丁目店(本店)は兵庫県立播磨中央公園(県内最大級の都市型公園)に最も近いコンビニである。
事業の内容
播磨中央公園への来園者の店舗へ誘引するために、「播磨中央公園まで最後のコンビニ」と分かる看板を2か所に設置した。
事業の効果
高速道路のICから公園までの行き方は2通りあり、お客様が当店の前を通らないこともあった。
今回、当社独自で看板を製作・設置したことで、お客様を当店の前の道路に誘導することができ、客数が10%増加した。
事業者の声
商工会から経営計画書の作成のアドバイスや実施のフォローをしていただいたことで、以前より考えていた「播磨中央公園の来場客者の取り込み」を本気で取り組むことができた。今後は、同公園の来場者を対象に、地酒、和菓子などの地域の特産物を販売することで、地域産業の活性化と当社の売上増加につなげたい。すでに地元の酒造会社と菓子製造会社、観光協会とは販売に向けて打ち合わせを行っている。
弊社ニットウエアによる福祉市場への販路開拓 株式会社N sketch
平成23年に創業。IT事業とアパレル事業の2業種を運営。アパレル事業ではオリジナルブランド‘KNITOLOGY’の運営を平成25年より開始。ニット製造・販売を行っている。平成29年にはドイツ製ニット機を事務所内に導入し、より細かいニーズに対応できるようセミオーダー事業にも取り組み始めた。
事業の内容
より細かなニーズがありカスタマイズが求められている福祉市場へ新たな販路開拓を行うために、カスタマイズ可能なニット製の新製品の開発を行った。多種類の糸を購入し自社のニット機械を用いて独自の編み地開発と製品試作を行った。
また、新商品を広く周知するためにパンフレットの作成を行った
事業の効果
新たな糸と編み技術を使ったニットの開発を行ったことで、これまでにない感度の高い年配顧客層への販売機会を増やすことができた。
周知のために行ったパンフレットの配布も、想定を上回る反響があり、事業開始から約半年間で新規の取引店舗を4店舗程度獲得でき、売上高は前年比33%程度増加している。
事業者の声
セミオーダーに特化したニット製品の開発を進めることができた。東京商工会議所から経営計画に関するアドバイスをいただけたことで、より具体的な計画を策定することができ事業を進めることができた。今後も今回の事業の成果を踏まえ、事業のブラッシュアップと新製品開発に着手していきたい。
花と珈琲の一体感のある場づくりと共同集客による販路開拓 出茶屋 有限会社旭松園 (共同申請)
【出茶屋】平成17年に創業。屋台での珈琲の移動販売事業を営んでいる。 【有限会社旭松園】平成2年に創業。園芸植物の小売、植栽事業を営んでいる。
事業の内容
【出茶屋】珈琲屋台常設のための小屋と客席を設置。菓子の製造販売。広告とイベント開催による集客。
【有限会社旭松園】店舗敷地内のレイアウトを変更し、空間装飾も兼ねた花木陳列方法を導入する。店舗内にはガーデニング相談窓口を設け、客席・トイレの整備をする。ホームページの制作。
事業の効果
【出茶屋】常設の販売拠点ができたことで、認知度が向上。顧客2割増、月商5割増。
有限会社旭松園が栽培するハーブを使ったメニューの充実。
【有限会社旭松園】出茶屋の来店客からのガーデニング相談に対応することで、植栽・庭仕事の新規受注が増加。共同イベント開催による集客の増加。
事業者の声
常設屋台がアイキャッチになり足を止める通行客が増加した。今後は、お菓子等のメニューを工夫したい。
顧客とのコミュニケーションを増やせる店舗改装で売り上げ増に成功 前田精肉店
昭和53年に肉の卸し・小売・加工(コロッケ等)販売店として創業。加工品では「前田のコロッケ」が県内ではかなり有名であり、卸しは、飲食店や給食など多岐にわたる。創業以来、 肉の品質へ大きなこだわりを持っている。
事業の内容
対面販売が可能となる冷蔵ショーケースを導入し、お客さんが商品を選びやすくする。
冷凍商品の販売を強化するために、お客さんが手にとりやすいような冷凍用のショーケースを導入する。
以上の点をPRするために商工会の100万会員ネットワークホームページの活用。
事業の効果
お客さんが販売員と対話しながら商品を買えるようになった。
食品を見やすくしたことによって、多様な層の需要に応えることができるようになった。
100万会員ネットワークのホームページを活用することで、当店の周知ができ、顧客層の幅を広げることができた。
事業者の声
今後も「対面販売できるための店舗づくり」を目指し、お客様の満足度を高め、当店の魅力が広がるように心がけていきたい。
お雑煮マーケットを創出・醸成する! 株式会社 お雑煮やさん
平成27年7月創業。今まで全くなかったお雑煮マーケットを生み出していくべく立ち上げ。全国各地の実にローカル色豊かなお雑煮商品を特産品として開発していく等まちおこしも絡めた取り組みを展開していこうとしている。
事業の内容
ご当地雑煮の楽しさを知ってもらうための小冊子を作成した。
B to Bの販路拡大のための販促ツールとしてポスター等を作成した。
事業の効果
ポスターや冊子等を使って、お雑煮の楽しさ、バリエーションの豊富さ、地域ストーリーの深み等を知ってもらい、メディアからの取材やテレビラジオ出演依頼などが多く入った。また、通常の食品の販路ではない、書店ルート参入のきっかけを作ることが出来た。
事業者の声
本当にすべてがないない尽くしの創業期でもあり、更に今まで世の中にない雑煮マーケットを作り上げていこうとしている取り組みのため、補助金や商工会議所経営指導員さんの助言が助かった。今後は、全国の商工会議所さんたちの特産品開発でコラボレーションを図っていきたいと考えています。
経営指導員の声
事業見直しに取り組む中で事業者と二人三脚で経営の分析を進めることができたため、持続化補助金申請のための経営計画書の骨格がほぼできており、補助事業計画を詰めることができた。今後も事業者の意向に寄り添いながら、引き続き支援を続けていきたい。
あなたに寄り添うメガネ屋さん Kメガネ
平成7年に創業。メガネ販売を行い、近年は検眼車を活用した移動販売・修理事業にも取り組んでいる。また地域商店街の会長として、地域活性化に伴うイベント活動も積極的に取り 組んでいる。
事業の内容
検眼車を活用したメガネの出張販売や修理を広くPR。市内過疎地区に対し販路開拓を行うためにチラシ作成やフリーペーパーへの掲載を行なった。
併せて、既存客(4,000件)へのDMを発送した。
事業の効果
チラシやフリーペーパーにて広くPRできたことにより、市内外の過疎地区で暮らす高齢者の方への販売機会を増やすことができた。事業開始から1年半程度の期間で新規の顧客を前年比50人以上獲得でき、売上高が前年比10%程度増加している。
事業者の声
経営計画を策定することにより、自社の強みを活かした事業展開が具体化し、優先順位が明確になった。商工会議所から販路拡大に関するターゲット選定などのアドバイスをいただいたことも、成功の要因になったと思う。今後は今回の事業の成果を踏まえ、また新たな販路拡大に向けた取り組みにも着手していきたい。
経営指導員の声
他店にない武器(検眼車)を有効活用することを軸に、“誰に向けてPRするか”、“誰がそれを必要としているか”を分析し、まずは経営革新計画を策定した。そのため持続化補助金申請のための経営計画書の骨格がほぼできており、補助事業計画を詰めることができた。今後も事業者の意向に寄り添いながら、引き続き支援を続けていきたい。
国際煉瓦石窯を選んで得するHPで売り上げUP!! 増田煉瓦株式会社
大正6年に創業(本年で100年)。創業当時より煉瓦製造を行っていたが、平成10年にピザ窯製造事業を開始。都内有名店に採用いただき、ユーザーのニーズを事業化に反映させ、ピザ研修や地元の食材の供給など地元の農産物や調理師専門学校と連携しピザ職人を輩出するなど「前橋発」に拘る。平成27年に「がんばる中小企業・小規模事業者300選」にも選定された。
事業の内容
主に家庭用一般ユーザー向けにPC版HP、業者向けピザ窯の導入を検討している設計事務所やユーザー向けにスマホ版のHPを作成した。
製造で終わらない、生地作りやピザ作り研修などの当社の一貫したサービス(強み)を盛り込み、新規顧客開拓を狙った。
事業の効果
営業社員を有しない当社にとってHPの開設により全国のユーザーへのPRを行うことが可能となった。事業開始から約1年間で問合せ件数(新規顧客)が113件あり、売上高が前年比10%程度増加している。
事業者の声
日頃から商工会議所と情報交換を行っていたため、本経営計画の策定をはじめ、適切な専門家も紹介いただき弊社の意向を十分に組み込んだ内容をつくることができた。今後も様々な経営課題に対応し、事業の発展を図っていきたい。
250年以上続く老舗和菓子店が名物商品依存からの脱却 株式会社やわた走井餅老舗
明和元年(1764年)滋賀県大津に創業。明治時代に現在の八幡市に移転し日本三大八幡の石清水八幡宮の表参道で、名物「走井餅」を製造・販売する。走井餅は数々の表彰も受けるなど評価が高いが、この看板商品の売上が8割を占める。新しい商品の売上を拡大し、看板商品頼みの経営からの脱却することが課題であった。
事業の内容
総合的な商品案内パンフレットを作成し、店頭や催事、観光拠点、取引先などに配布、PRした。(26年度補正事業)
特に注力する商品を「一升餅」に絞りこみ、こどものお祝い行事を演出した。
事業の効果
「一升餅」は日持ちが良いことやオリジナル性が高いことから祝い事や通信販売と相性が良く、注目を集め、PR活動の効果が早期に現れた。
今はHP上に顧客が注文したデザイン例が大量に掲載されるなど、第二の看板商品に成長しつつある
事業者の声
当社も10代目を迎え、今後の経営に危機感を感じていたが、持続化補助金の案内を地元商工会からいただき、タイミング良く取り組むことができた。
石清水八幡宮の本殿等が国宝指定され、参拝客が増え相乗効果が出せた。
商品の販売だけでなく顧客ユーティリティスペースで差別化に成功 (有)みどり花店
昭和44年に先代が創業。地元に密着した営業を続け、昭和57年に事業承継。平成5年に有限会社にすると同時に代表に就任。平成22年には、同市内に新店舗を移転オープン。フラワーデザインコンテストでも優秀な成績を収め、技術力は高く評価されている。
事業の内容
補助金を活用して、新商品「プリザーブドフラワー」及び「バブルフラワー」のPRとコーヒー提供の新サービス“くつろぎ空間始めました”という看板を店頭に設置し周知。来店客への訴求効果を高める。
お客様にくつろいで頂くための空間造りを行うためのカウンターテーブルと椅子を設置、並びにエスプレッソマシーンを導入し滞留時間延ばし新商品等の購買につなげ客単価の向上を図る。
事業の効果
「プリザーブドフラワー」及び「バブルフラワー」を商品化し販売開始。看板の効果により来店客からの反応は上々。一年で一番の閑散期でも新規のお客様に合計7アイテム売り上げるなど、新規客獲得と売上確保にかなり手ごたえが感じられた。
コーヒー提供サービスの“くつろぎ空間”により、店内滞留時間が平均10分ほど長くなり、相乗効果として、客単価は30%増加している。
事業者の声
新商品、新サービスPRにより来店客に魅力を伝えることができ、お客様にも満足頂けた。これからも売上増加を目指して行きたい。
地元に密着した営業を続けながら、事業内容の幅が大きく広がり、業績を伸ばせるという期待感が更に高まりました。
農家の方が直接入店できる改装を行い気軽な来店を促す活動 株式会社アールツカサ
平成24年6月設立。県道80号伊仙亀津徳之島空港線沿いの天城町天城地区にあり、農業用機械・林業用機械・漁船等の販売・修理を営んでいる。
事業の内容
県道沿いに新しく看板を設置し、天城町内及び島内での認知度を高めた上で、更に県道沿いのオープンスペースにショールームコーナーを設け、トラクターや耕運機等の新商品を展示し新規顧客獲得を図った。
事業の効果
店舗玄関前のスペースを活用し、農作業中の汚れた服装や靴のまま入れるカフェテラス風の商談スペースを新設し、顧客満足度を高めることで既存顧客の来店頻度を増加させ、売上向上を図った。
県道及びバイパスから直接見える位置に看板を設置したことによる宣伝効果は高く、補助事業期間内に2件の飛び込み客があり、1件が成約に繋がった。玄関前に外部ショールームと商談スペースを設置し、作業途中のお客様が汚れた服装のまま気兼ねなく来店することができるようになったことにより、新規のお客様が3件あり成約へと繋がった。
事業者の声
お客様より、以前は看板が無かった為注意しないと通り過ぎることもあったが、看板のおかげで場所が分かりやすくなったとの声を頂いた。徳之島の基幹産業である砂糖規模と馬鈴薯の生産にはトラクター等の農業用機械が必需品であるため、農業振興を持続的に発展させるために、本事業で得た成果を更に発展させていきたい。
インターネット広告を実施し地域外の顧客を獲得 信州安曇野の花専門店 Fstyle
2004年4月に長野県松本市に生花店として開業。のちに安曇野市に移転。主にフラワーギフトのインターネット販売を行う。
事業の内容
補助金を活用して、インターネットショッピングモールサイト楽天株式会社に依頼し、フラワーギフトに関するインターネット広告を期間中に12種類購入し、新規顧客の集客を図った。
今すぐに贈りたい方向けにフラワーギフトの提案を行い、リピーター客アップによる業績増を図る。
事業の効果
補助事業により、インターネットにてたくさんの方の目に触れることができ、広い世代へ新規開拓を行うことで、経営の持続的な発展につながった。インターネット広告の購入により、広告からの流入率が昨年より上回ることが出来た。
特に40代から50代の年齢層には、2015年の平均顧客割合が52%に対し、2016年には55.3%迄飛躍したのには、広告を利用している安心した企業という安心感が、購入時に働いたことと考えられる。
事業者の声
本補助事業で得た新規顧客やリピーター客へ向け、今後もスピードと丁寧さを追求し心に残るフラワーギフト作り続けていきたい。花業界全体において、花の利用率が低迷しているため、花の生産地全国上位の“長野県”より新鮮なお花を多くの全国の方へお届けしていきたい。
「梅干し」のパッケージをリデザインし、ギフト需要に対応 株式会社岩谷
平成23年4月、串本町にて会社設立し、和歌山県の有料推奨品「プレミア和歌山」に認定された養殖魚「紀州梅まだい」、「紀州梅くえ」を活かした加工品を製造し、ホテル、レストラン、百貨店等へ販売している。
事業の内容
個性的な自社開発商品をPRするパンフレットを作成し、成熟化している梅干しギフト市場から新しい顧客の獲得を目指していく。
持ち運びやすく上品で特別なご婚礼プチギフト用品に適した華やかな専用パッケージを作成し、新たな市場開拓を目指す。
事業の効果
新パンフレットの活用で今後同社が新たに参入していきたいブライダルギフト市場や内祝い市場へ商品提案が可能となった。
新開発した専用パッケージ入商品がウエディングのプチギフトとして決定し、1つ個装商品売上が前年比50%増加が期待できる。
個装商品のデザイン開発ができたことで価値志向の雑貨を取り扱う店舗等新たな市場での取引に繋がり、販路の幅がより広がった。
事業者の声
新パンフレット、パッケージが商品イメージと合致し内容も明快で、お客様への商品提案がより充実し売り上げ増に繋がって来ている。
今回成果を踏まえ、紀州の海の幸と山の幸を活かした新規性・独創性のある商品を開発し、成熟化しているギフト市場で優位性を保てる商品販売に繋げていきたい。
鹿皮を使った服の製作を行い他社と差別化に挑戦 ノースプロダクション
平成17年個人事業主として東京渋谷区で立ち上げ、平成24年2月法人化。平成26年に郷里の遠野市に拠点を移す。 紳士服などの企画デザインから製造卸販売までを行い、全国約30店に納品している。
事業の内容
小規模アパレルメーカーとして他社と差別化するために、独自の素材開発から商品づくりを行ってきた。
野生の鹿は繁殖力が強く、急速に繁殖し農業被害も出ており社会問題となっている。平成23年から遠野市産鹿肉の流通は禁止されており、駆除捕獲された鹿は廃棄されていた。この廃棄される鹿の皮を、「遠野産鹿革」として商品展開するとともに、皮革製造業者と連携して原材料の供給側として販路を広げるために、本事業を活用し鹿皮の加工施設の整備と業務用冷凍庫の導入を行った。
事業の効果
事業終了後、14頭の鹿の皮の加工を行った。ハンターに対する技術提供等を行い加工頭数をさらに増やしていきたい。
2018年春夏用商品として約5.6種類の商品開発を行う予定としている。
また、自社開発商品のみならずこのプロジェクトに共感してくれるデザイナーやメーカーと共に、今後商品開発を行う予定。
事業者の声
商工会のアドバイスを受けながら事業計画を作成したことで、行政や他の機関から様々な支援を受けることができた。継続して商品開発を行う予定なので、早期にサンプルを作成したい。「遠野産鹿革」を全国の有名生産地にするために当社のデザイン力や流通ノウハウを活かし、ブランド化していきたい。
車への冷蔵設備導入で配送サービスの本格事業化と新規顧客 株式会社八百正
愛知県東浦町で一般顧客への野菜の小売りならびに地元公共施設や飲食店などに卸売りを行っている。
コロナで受けた影響
コロナの影響で販売機会の損失や仕入れロスが発生している。
新しい事業である配送サービスや移動販売を強化して店頭販売による売上増加を図っているところ。
対策・補助金の活用内容
車の冷蔵設備を改良して配送サービス事業や新規顧客開拓を実施。
近隣住民へポスティングチラシにて宣伝し需要開拓を実施。
今後の展開
高齢者に対して移動販売や配送サービスを紹介することにより、コロナ禍での需要を開拓して販売量を増やすことで、売上拡大を見込んでいる。
工業用ミシン導入による毒蛇ハブ革新商品開発と新たなニーズ展開 有限会社原ハブ屋奄美
昭和23年に代表者の父が創業。奄美・沖縄にしか生息しない「毒蛇ハブ」の生態を紹介する「ハブ生態ショー」や、希少価値の高いハブ皮を使用した加工品の製造販売を行っている。
事業の内容
既存のミシンでは使用できなかった高耐久の糸が使用できる工業用ミシンを導入し、顧客ニーズに幅広く対応できるようになった。
ホームページのネットショップへの掲載や、店舗内商品案内板等でアピールした。
事業の効果
高耐久の糸を使用できるようになり、新たに製法の複雑な財布や鞄や利幅の大きい高額商品を開発し、ハブ革製品のブランド化と他社製品との差別化をアピール出来た。
これまで問い合わせや要望のあったオーダー商品や、以前購入された商品のリペア・リメイクという新たなニーズも生まれた。
事業者の声
本事業を活用して購入した高性能ミシンにより、当初効果として期待していた製造工程の効率化だけでなく、商品デザイン・ディティール等開発段階での相乗効果も生まれ商品の幅が大きく拡がった。
生産体制の見直しと魅力発信ツールの作成による新規顧客の獲得 株式会社ひぜん前京すしさば工房
寿司職人として約40年のキャリアを持つ現代表者が「九州の美味しい魚を全国にお届けしたい」という思いのもと、平成25年に設立。主力商品は「鯖寿司」と「炙り鯖寿司」であり、催事や通販カタログへの掲載、SA等を通じて販売している。徐々に取引先も増えつつある中で急な注文や大量注文があった際に対応が間に合わず、お断りせざるを得ないケースが発生していた。
事業の内容
大量注文や急な注文が来ても素早く対応できる生産体制を構築すべく、複数名での調理が可能となる調理用台と、商品を一時保存できる業務用冷凍庫を導入した。
魅力発信ツールとしてリーフレットを刷新し、美味しく食べるための解凍方法や注意書き等を、耐水性用紙に印刷し商品の外側に貼付できるようにした。
事業の効果
予め作り置きした在庫を冷凍保管できるようになり、急な受注や大量注文にも対応が可能となった。加えて県連主催の商談会に参加し、関東圏での催事4件を含む合計13件の商談が成立した。これにより、平成29年12月の売上は前年比171.3%となり、過去最大の出荷数を記録したにも関わらず、取りこぼしなく売上を上げることが可能となった。
事業者の声
業務用冷凍庫等の設備導入により、1年で最も受注の多い期間を納期の遅れもなく対応でき、これまでにない出荷数をこなすことができ、売上増にも繋げることができた。
今後も、九州の美味しい魚を広く知っていただけるよう、益々販路拡大に努めていきたい。
店舗看板への照明設置による夜間営業時における集客力の向上 野町酒店
大正13年に創業。高知県下全19の酒蔵の酒類すべての取扱、販売をしており、近年ではネット販売も取り組んでいる。後継者である野町浩一朗氏は土佐酒アドバイザーの資格を保持しており、来店客に対し美味しいお酒の飲み方をレクチャーしている。代表者である母・敏恵氏が高齢のため、現在店舗を経営しているのは浩一朗氏となる。
事業の内容
防犯灯が少なく夜間時の視認性が悪い商店街において、夜間営業時の集客力の向上を行うために店舗看板に夜間用の照明を設置した。
事業の効果
店舗看板への夜間営業用照明を設置したことで夜間営業時の当店の視認性が向上し、これまで取り逃していた夜間営業時の近隣を通過する顧客への販売機会を増やすことができた。
事業開始から9カ月程度の期間で夜間の新規顧客が1,900名程度来店し、売上高が前年比10%程度増加している。
事業者の声
夜間営業用の照明を設置することにより、新規顧客の開拓へつながった。今後は、現在取り組んでいるネット販売にも力を入れ、より一層の新規顧客開拓を行っていき、事業の持続的な発展を目指していく。
お客様をお待たせしない!あつあつ惣菜の陳列・提供設備の導入 伊賀精肉店
平成26年に前任者から事業を引き継ぎ新規事業として開業。香川県産和牛を中心に、鶏肉・豚肉を含めた三畜の販売を行い、近年は中食(惣菜)事業にも取り組んでいる。地元の学校に高品質の食材を提供するなど、地域の食育にも貢献している。
事業の内容
旧型のオープンケースを省スペース型に変更し、空いたスペースに4面ガラスのショーケースを導入し、出来立てをお待たせせずに提供できるホットフードコーナーを新設した。
事業の効果
ホットフードコーナーを新設することで、惣菜を温かいまま陳列することができ、夕方を中心とした繁忙時間にお客様をお待たせすることが減り、顧客満足の向上と回転率上昇につながった。忙しい働く女性のお客様を取り込むことができた。
作り置きが可能になったことで、惣菜の仕込み・調理時間に空き時間を有効に使えるようになり、作業効率が向上した。よりお客様の接客に時間をかけられるようになり、細かいサービスを提供できるようになった。
事業者の声
経営計画を立てることで今後の取り組み内容が明確になった。今後も中食(惣菜)事業をさらに拡大し、資材の準備が可能となれば将来はネット販売やふるさと納税への取り組みも行っていきたい。
ロードサービス部門を強化し、地域貢献と持続的発展を両立する 有限会社有福モータース
昭和52年に事業承継。当店は、いわゆる過疎地域に立地しているため、自動車販売・整備の売上規模は減少傾向にあるが、ロードサービス部門は近年出動依頼が増加している。 自動車関連事業者として、地元はもとより、近隣まで幅広く地域貢献を果たしている。
事業の内容
広範囲で時間を問わず、出動要請が急増しているため、確実に販路開拓を図るため、一人でも事故対応が可能な「エアバッグシステム」を導入した。
また、広く周知するために、提携損保会社へのお知らせと商工会HPへの掲載を行った。
事業の効果
これまでは2名体制で出動していたが、エアバッグシステム導入により、一人での対応が可能となり作業効率も高く、傷もつかないことが提携損保会社にも徐々に浸透したことで、販路開拓につながると同時に自社の作業効率もアップすることができた。6月初旬納入後、7か月間の利用件数は多くないものの、売上高は前年比110.8%であった。
事業者の声
経営計画を策定する機会をいただいたことで事業全体の見直しができ、課題も明確になった。商工会から強み・弱みの把握に関するアドバイスをいただいたことも参考になった。
量産可能なオリジナルカープグッズ開発と店舗ファサードの見直し エムグラデーション
平成23年創業。山口県岩国市由宇町の商店街の店舗でハンドメイド商品の委託販売、手作りカープグッズの作製販売を行っている。カープ2軍の本拠地である「広島東洋カープ由宇練習場」のある町「カープタウン由宇」として地域活性化を目指している。
事業の内容
オリジナルカープグッズとして、新商品(youfarmTシャツ、トートバック)を作製販売。
「カープタウン由宇」らしく、店舗テントとシャッターをカープカラーの赤に変更。
事業の効果
真っ赤にすることで、カープグッズ販売店だとわかりやすく、カープファンの来店者が増えた。
オリジナル商品も好評で、ここでしか買えないお土産として購入される方が目立つ。
カープを応援している他の店舗にも商品を卸して、販路の拡大につながっている。
事業者の声
テントとシャッターの色が明るくキレイになり、町の雰囲気もよくなった。量産可能なオリジナル商品を作ったことで、今まで以上に利益が確保できるようになった。
商工会から、地域特産品として県外への出店機会もいただけた。今後も新商品の企画や販売協力店の増加など積極的に展開し、地元「カープタウン由宇」の浸透に貢献して行きたい。
外国人の受入体制整備による温泉の新規顧客獲得! 有限会社中田石油店
昭和44年に鏡野町でガソリンスタンド店として開業。その後、旅客事業を開始し地域インフラの一翼を担っている。平成25年から行政の依頼を受け、大釣温泉の指定管理を行なっている。
事業の内容
外国人観光客のための案内看板・ポスター・パンフレットの設置。
集客のための英語・中国語・日本語を併記したチラシ配布。
外国人向けメニュー開発。
事業の効果
温泉に外国人を集客するために外国語表記のチラシを配布するとともに接遇向上による受入体制整備を行った。前年同月比で①売上104%②利用客数108%③外国人利用0人→240人となり、弊社の取組が地域のインバウンド取り込みにつながった。
事業者の声
以前より考えていた外国人観光客への接遇に取り組むきっかけとなった。経営計画を策定することで事業の具体化に向けた課題が明確になった。
商工会から多言語のチラシ・看板作成に関するアドバイスをいただいたことも、成功の要因になったと思う。今後は、今回の事業の成果を踏まえ、また新たなサービスの開発に着手していきたい。
地域のニーズに応えるリユース家電等の販売及び販路開拓 株式会社しみず
昭和30年に家電小売店として創業。後継者の家業入りをきっかけに同市内にあった古民家を改修し新店舗を開設。その後アトム電器グループへの加入、弟の経営する管工事業との連携によるリフォーム業を開始。古物商の免許を取得していることから中古販売も実施している。
事業の内容
不要家電の引き取り及び販売行う家電リサイクルショップの開設。
家電リサイクルショップの看板、のぼりの設置及びチラシの配布、HPの開設を行うことで店舗・サービスの認知、来年客数の増加を図った。
事業の効果
長年の地域密着型の訪問販売で顧客からの信頼を得ていた。要望の多い不要家電の引き取りを行い、リサイクルショップでの販売を行った。来店客数は目標を上回り、リユース家電の売上高も目標141%を達成した。
事業者の声
経営計画を策定することで事業の具体化に向けた課題が明確になった。また、以前より考えていた3R「リデュース、リユース、リサイクル」の活動に本気で取り組むきっかけとなった。今後は、「リフォーム・増改築」部門と連携したごみの減量“循環型社会”の実現を目指したい。
スマート農業機械とドローン教習所の周知による顧客獲得! ファームスカイテクノロジーズ株式会社
衰退する農業の活性化を図るため、最先端の技術を活用したスマートな農業を推進し、地域に寄与するため平成28年に創業。ドローンを用いた農業用機械の販売、修理及び産業用ドローンの講習を行っている。
事業の内容
農業最大のネックである農薬散布をドローンで行うチラシを展示会で配布。
新たな農業スタイルとともにドローン教習所の紹介を大規模農家に周知。
事業の効果
中国地方を中心とした大規模農家に向けてドローンを用いたスマート農業の周知をするとともにドローン及び教習所の価格・内容等を周知した。講習会・実演会の依頼もあり、前年同月比で売上533%となった。
事業者の声
以前より考えていた中国地方の大規模農家への販売促進を実施し、商圏を拡大することができた。
商工会には創業から一緒になり事業計画書の支援を受けており、弊社のことを熟知してもらっていることで、的確なアドバイスをいただいたことも、成功の要因になったと思う。今後は、今回の事業の成果を踏まえ、また新たなサービスに着手していきたい。
奈良県産高品質蜂蜜のプロデュースとブランディング展開 ふくさきわう
2014年秋室生の養蜂家・原安則さんの蜂蜜を初めて食べて、美味しさと地元で蜂蜜がとれることに感動し、 その後奈良県産はちみつについて容器やラベルのデザインを工夫すれば、もっと多くの消費者に評価されるのではないかと考えた。 現在同じ奈良県宇陀市室生在住の養蜂家が生産する奈良・室生産、奈良・斑鳩産の蜂蜜「むろうはちみつ」を中心に、奈良県産の蜂蜜を仕入れ販売している。
事業の内容
ホームページを全面刷新し、ITの高度化を図り、Webからの新規顧客の獲得、通販サイトへの誘導で以下のターゲットに対し、売上を増加させていく。
催事等での顧客ニーズ調査により、蜂蜜をギフトとして利用する顧客層が多いことが判明した。今年度は、新たなギフト商品の開発(パッケージ・箱)に着手する。
蜂蜜のほかに、蜜蝋を使ったキャンドル作りのワークショップも開催。
事業の効果
ホームページを全面刷新したことで「ホームページを見て来ました」というお客様が増加した。地元である奈良の産地や生産者のことをホームページで紹介し、地域性を前面に打ち出したことで奈良県内百貨店の催事では、「奈良産だから購入したい」という地産地消を重視するお客様が新たに増加した。
また奈良の事業所から「地元奈良のはちみつを使った新商品を開発したい」「奈良産のはちみつを店舗に置きたい」という問い合わせも増えた。
事業者の声
ホームページを刷新したことで、B to Bの取引につながっている。今後はコラボ企画も進めていきたい。その結果地域性豊かな商品を生み出し、ブランド価値を高めることがさらなる顧客の獲得に繋がっている。
駿河湾産の朝獲れ鮮魚を使った新規中食販売店の認知度向上計画 ヤマボシ水産
昭和62年に創業。仲買業者として定置網で穫れた鮮魚の卸売り、及び干物等の水産加工品製造、販売を行っている。近年の漁獲量減少による原価高騰や事業主の高齢化もあり、新たな販路と利益率の向上を目指し、後継者が中心となって、持ち帰り寿司、刺身、弁当などの製造販売を開始したところである。
事業の内容
開店直後ということもあり商圏内での認知度が低く、それに加えて看板メニューや当店の場所がわかりづらいという声があったため、それらを考慮したチラシ作成と配布を行った。
遠目からでも一目で“何の”店舗かがわかる、看板メニュー等を記載した看板を作成した。
事業の効果
周知のために行ったチラシ配布や看板作成は想定を上回る反響があり、事業開始から半年程度の期間で1日当たりの平均来客数、売上共に約2倍に増加した。
顧客からも「看板を見て来店した」「わかりやすい」など聴かれ、看板が顧客獲得に繋がっていると感じている。またシンプルで明るい色のデザインのためか、若い客層が増えた。
事業者の声
本事業では地区内外から多数のお客様に来店していただき十分な成果を出すことができた。今後も経営計画の見直し・改善で事業をよりよくしていきたい。
高齢ドライバーの安全運転をサポートする眼鏡屋さん 有限会社みやがわ
昭和9年、祖父が山梨県上野原市の国道沿いに時計販売・修理専門店を創業し、現在は眼鏡・時計・補聴器専門店として3代続く地元の老舗として信用第一で営業しています。
事業の内容
高齢者ドライバーに対し専門性の高い検査を行い、安全運転を促す店づくりを実現。
動体視力測定検査器機、高性能両眼視機能測定器等の高性能測定器を導入。
免許更新時検査では行なわない聴覚機能の検査も行なうなど、視覚機能と聴覚機能の検査を独自プログラムで行い、高齢者の方に適切なカウンセリングや処方を実施した。
事業の効果
より細かな検査項目により、全ての自動車免許保持者、特に高齢者ドライバーに対して、これまで気づきにくかった運転時における自分の動作、行動、判断力機能がどのような状態なのかを判断することができ、それに伴う眼鏡矯正に繋げた。
社会問題となっている高齢者ドライバーの運転状況の改善とともに当社の売り上げアップにつながった。
事業者の声
本事業を実施したことにより、高齢ドライバー自身が抱える不安や、自家用車に頼らざるを得ない地方都市の実情をあらためて痛感しました。自動車運転において視覚・聴覚を適切な状況にするため支援をつづけることが当社の重要な責務であることを感じると同時に高齢ドライバーの方の手助けが出来るようさらなる努力が必要だと思いました。
チューンナップルーム改修とスキーシャープナーマシン導入 マジェスティック
平成27年に独立。スノー用品小売り及びチューンナップメンテナンスを主として営業している。 平成29年3月より地元・湯沢町のスキー場と業務提携を結んだことにより、サービス内容の充実を図るとともに、観光地である湯沢町の活性化に寄与している。
事業の内容
サービス向上による新規顧客獲得のため、チューンナップルームの改修とスキーエッジシャープナーマシンの導入を行った。
デリバリーサービス等含め当店についての周知をするためのパンフレットを作成した。
事業の効果
利益率の高いチューンナップルームを改修したことにより、作業効率が上がり売上の柱を太くできた。また、スキーエッジシャープナーマシン導入により仕上がり時間の大幅な短縮に成功しお客様から好評を得ている。周知のため作成したパンフレットの配布により、パンフレットを持参して来店するお客様が増え、新規顧客獲得に繋がった。
事業者の声
地域開催のスキーW杯も控えており、以前からやりたいと考えていたことを実行に移す良い機会となり、改善点を補うことができたので満足している。今後も、新規顧客及びリピーターの増加に力を入れていきたい。
「通信販売・テイクアウト」専門店への営業形態変更による販路開拓 有限会社伊藤屋
昭和62年にJR南武線谷保駅近くに洋菓子店「伊藤屋」として独立開業した。 その後、平成11年JR中央線国立駅近くに移転、平成29年4月国立市内の所有アパートの1室を改修し、「通信販売・テイクアウト」のみの販売に営業形態を変更し移転する。
事業の内容
店舗の場所が、駅から離れ住宅地に立地するので営業形態を「通信販売・テイクアウト」のみに変更するにあたり、高級感のあるカタログ、ホームページの作成をする。
販売促進策として、長期保存可能なショップカードを作成配布する。
事業の効果
カタログ・ショップカードにより、通信販売を中心とした事業内容に変更したことを伝え、カタログ・ショップカード配布後、月売り上げが店売り・通信販売ともに倍増した。
事業者の声
馴染みの客からも店舗案内・カタログを請求されるなど、地域に愛されていたことを実感し、さらに愛されるよう飽きさせないよう店舗経営に取り組んでいきたい。
海外新規顧客獲得のための海外展示会出展と自社ギャラリーの改装 スティロアート軽井沢
平成21年3月に創業。天然木を使った万年筆や木の文具、木軸の筆記具を制作、販売。現在は、木軸の筆記具に特化した『装飾のないオリジナル万年筆』を制作しており、万年筆コレクターの間でも高い評価を得ている。
事業の内容
新規顧客獲得のため海外展示会『サンフランシスコ インターナショナルペンショー』出展。
また、当社への来店を促進する為にギャラリースペースの改装を行った。
事業の効果
海外展示会後、インターネットでの申込みが14件あり、作成でき次第販売することになった。平均1本100,000円で、全本販売で約1,400,000円の売上に繋がった。
ギャラリーを改修したことにより、早稲田大学文房具クラブ(10名)に『万年筆サミット』と題して講義を行う事ができた。
事業者の声
創業塾等のセミナーに参加し、経営計画書を作成した事は、すごく良かった。今後の経営(販路開拓等)を向上させる売上高目標の設定等ができ、非常に勉強になった。
新規顧客も獲得でき、お客様に対してのギャラリー(商談スペース)も改装でき、益々経営に対しての意欲が向上した。
アイデア商品を通して不便を解消し、デザイン的にも優れた商品を企画販売 合同会社SAZARE
2015年創業。化粧品をスッと取り出して、スッとしまえる化粧ポーチ「sussu(スッス)」 の企画販売。ネット通販、百貨店、小売店にて販売。
事業の内容
ア)ホームページにキャンペーンページと女性経営者へのインタビューページを設置。
イ)モデルを使い、ポーチを実際に使う動画とリーフレットを作成。
ウ)販路開拓のため、完成したリーフレットと共に、DMを百貨店、小売店、通販会社など
全148件へ送り、数社と商談を実施。
エ)ポーチに使うオリジナルの生地の試作及び著作権譲渡契約書を締結。
事業の効果
ア)ご当地無料送料などのキャンペーン等をトップページに表示し、購入を迷っている人への訴求につながった。
イ)女性経営者のインタビューページ設置により、ターゲット層である働く忙しい女性に訴求することができた。
ウ)モデルによるポーチ使用動画とリーフレット作成により、使いやすさとブランドイメージを感じてもらうことができた。
エ)DMを送付した結果、数社から声をかけていただき、商談の結果、大手小売店1社と百貨店1社での販
売が決定、また他の百貨店3社での試験販売も決定。
オ)ブランド価値を高めるためのオリジナル生地が作られ、新しいブランドイメージのポーチ制作に繋がった。
事業者の声
キャンペーンや、モデルを使ったHP・チラシの作成、販路開拓、オリジナル生地の作成により、ブランド価値や認知が高まり、販売に結びついた。
新しいサル捕獲ワナを開発し地域の獣害にも対応 株式会社プロテクトJ
鳥獣対策「動物防護フェンス」の販売を手掛ける㈱CAMS(滋賀県)と代理店契約を行い、2013年4月販売・施工・管理等一貫で行う合同会社プロテクトJを起業。2015年10月に資本金300万円に増資。2016年10月株式会社に組織変更。
事業の内容
「サル捕獲囲いワナ」の試作開発(実証実験)。
ホームページの制作。
事業の効果
補助金を活用して、2016年に実用新案を取得(登録第194499号)した「サル捕獲囲いワナ」の設計・商品化し、山梨県北杜市に設置し、実証実験を繰り返し、データ取得等、実用性を確認した。新たに作業スタッフ2名を雇用し、地域雇用を創出することができた。
「サル捕獲囲いワナ」が「やまなしトライアル発注商品等認定制度」の認定を取得した。(H29.3.22認定)
自社ホームページの制作・解説により、広く情報を開示することで、2017年2月以降、全国の自治体からの受注を見込む。
事業者の声
本補助事業で得た成果をもとに、全国展開を視野に入れたパートナーとの連携強化及び、自社工場の移転など社内体制の整備を行い、併せて2017年度初旬には経営革新計画認定取得を目指しながら、さらなる販路拡大につなげる。2017年2月以降、適時、山梨県猟友会・鉄砲店などと代理店契約を結び、販路開拓・拡大を進めながら、初年度10件(1台:120万円)を目標とする。
リフォーム情報をHPで発信することにより、顧客の取り組みに成功 株式会社徳武燃料店
平成18年9月に法人化。個人事業から50年以上にわたり、木曽郡木曽町福島を中心に、半径30キロ圏内でLPガス・灯油等の燃料販売をする。顧客件数約600件
事業の内容
省エネと住宅の快適性に関心が高まる中、スマートフォンやタブレット端末に対応したホームページを開設し、水廻りのリフォーム需要に応える無償診断サービスや、省エネサポートによるお客様の快適な暮らしを提案する情報発信のしくみを構築した。
地元木曽町の人口は減少傾向で、また高齢化が進む状況にあり、お客様に末永く安心してお使い頂く為の提案とサポートによる暮らしの安全を守るために、「お客様ともっと身近に・・・」をテーマに、ミニコミ誌の配布と感謝祭によるコミュニケーションづくりを行った。
事業の効果
ショールームで料理教室や省エネサポートを行い、お客様が見て、触って、感じて頂くことで、他社との差別化ができた。
新規顧客が50件増加するとともに2日間の「とくとく祭り」では成約につながる効果があり、今後も大いに期待できる。
目に見えない設備工事をきちんと画像と文書で説明することで、信頼を高め、業界の価格競争に終わらず、事業継続が可能になる。
事業者の声
言葉に加えてタブレット端末等の画像による説明は、お客様からの問い合せに有効なツールとして、顧客へのサービス向上が図られる。
感謝祭「とくとく祭り」の開催で、商談や困りごと相談の機会が増え、一層のコミュニケーションと新規顧客の獲得が期待できる。
子供の視力検査に特化したメニュー開発で他店との差別化に成功 メガネの朝日堂 来迎寺店
2011年4月創業。地元密着の検査技術を核にして地元住民の「クオリティーオブビジョン」を守る眼鏡店。
事業の内容
補助金を活用して、学習に困っている子供へ効率よく楽しくビジョントレーニングができるように、また保護者からはトレーニング効果の評価がわかりやすくするために、視機能トレーニング機「スプリュームビジョン」を導入した。
事業の効果
導入してから検査に来店した子供が30数名になりました。その中の約2割がメガネの購入にもつながりました。
子供たちが楽しくビジョントレーニングに取り組めるようになり、保護者の方からも器械があるだけで安心感をいただいています。
子どものトレーニングばかりでなく、スポーツ選手のビジョントレーニングや、高齢者のためのビジョントレーニングにもつなげたいです。
事業者の声
こちらの想像以上に学習に困っている子供たちは多いので、県内全域まで子どものビジョントレーニングを広めたいと思います。
補助金申請にあたり、頭の中に漠然と散らばっていたアイデアをうまくまとめることができ、明確な方向性が見えてよかった。
こだわりの豆類を真空包装機で販売しやすく改良 すまいるdo maru庄屋
平成26年開業。北海道から大磯町に移住した店主が豆類の魅力を伝えようと北海道産生豆・雑穀等の量り売りおよび希少豆を混ぜた焼きむすび等の惣菜を販売。時に季節の北海道産食材の販売も行い、湘南と北海道の架け橋となるようなお店を目指す。
事業の内容
店舗入口の暖簾・看板・照明を補助事業で設置。店舗の認知度アップとお店への入りやすさや賑わいを演出。
豆類の賞味期限切れや品切れによる販売機会の損失を抑えるべく、真空包装機の導入と仕入先開拓のための農家視察・問屋イベントへの参加を実施。
真空包装機で新たに開発したギフト用商品のPRを補助事業で新設の店舗ホームページで行ったほか、地域タウン誌に販売告知広告も掲載。
事業の効果
暖簾と看板の設置で、入店しやすい雰囲気を作ることができた。従来の近隣の中高年主婦の客層に加え、若年層や町外のお客様が増えた。
長期保存の利くパッケージ商品の作成と、新たな仕入先の確保により安定した商品供給ができるようになり、新商品開発や新規の卸売契約が実現。
ホームページとタウン誌広告により問い合わせを多数いただいた。大型商業店舗にて新規開店する店舗に商品を置かせてもらう話もある。
事業者の声
卸売の増加や新規仕入先確保などで店舗の持続化および経営基盤の安定を図れたことで、初年度ベースで3割の売上アップを見込む。
暖簾と看板の設置、ホームページの作成で店舗のイメージアップ、メディア取材時におけるインパクトの向上につながると思う。
全国のこだわり農家と協力し美味しく安心な野菜くだものをお届け 株式会社りょくけん東京
2012年4月17日に(株)りょくけん(@浜松)から小売事業部が独立、株式会社りょくけん東京となった。永田農法や緑健農法と呼ばれる栽培方法でいわゆるフルーツトマトを主力に、 通販と東京銀座の松屋銀座にて直営店を運営。直営店では無添加の野菜惣菜も提供。
事業の内容
通販は30年、直営店も12周年を迎えたが、自家需要が大半であった。直営店の立地で優位であることや、新規顧客の開拓が課題のため、潜在的な第三者への配送=「ギフト需要」を掘り起こすため、いわゆる外見=ギフト箱やECサイトの整備に着手した。
事業の効果
新規顧客の他、既存顧客からも注文をいただくことができた。また先様から「美味しかったから」と新たな注文を増やすことができた。まだまだアピール不足のため全体の売上アップには至っていないが、全国の百貨店が1割減と言われる中、前年比100%に踏みとどまった。
事業者の声
アウトルッキングが重要であることはわかっていたが、デザイン代や金型代など、通常の資金繰りの中で捻出することが難しかったコストに、お金をかけることができた。申請を進める中で東京商工会議所に再加入し、研修にも参加させていただき有用だった。顧問先がおらず困った際にも専門家のアドバイスを無償で受けることができ、経営施策が進んだ。
経営指導員の声
とても誠実で勉強熱心な社長で、扱う商品からもその人柄が伝わってくる。これからも消費者に笑顔を届ける会社であって欲しいし、そのための支援を続けていきたい。
「卵殻」を再利用した、機能性タイルで環境貢献 日本エムテクス株式会社
平成9年に設立。自立循環型社会への貢献を目指し、日々、企業活動に取り組んでいます。
事業の内容
新商品である「卵殻」を主原料とした「エッグタイル」のプロモーションのために、展示会出展をおこなった。
また、新商品を広く周知するために雑誌広告をおこなった。
事業の効果
元々の販路は主にハウスメーカーや工務店などが主であったが、プロモーション効果で、ホームセンターなどへの小売店にも販路を拡大できた。
販路が増加したこと、認知が拡大したことで、直近決算の売上で前期比114%と増加した。
事業者の声
経営計画を策定することで、投資計画がはっきりした。
展示会など費用的に負担が大きい投資に対し、思い切って展開ができ、結果に繋がった。
今後は、新製品を積極的に開発していき、次への展開につなげたい。
経営指導員の声
事業の塗壁材、壁紙の製版の注力に向け経営分析をすすめることができた。その結果
展示会出展、人材確保に向けて持続化補助金申請の経営計画作成が進んだ。
今後とも事業者の意向に寄り添いながら、引き続き支援を続けていきたい。
国際福祉機器展に出展。幅広い階層にアピール ユニトレンド株式会社
平成17年に創業。介護用品の製造・販売を目的に設立。中越地震以降、災害対策用品の事業にも取り組んでいる。近年では災害対策用品は全国の市区町村に幅広く採用され、 介護用品も全国的に大手流通業者を通じて販売している。
事業の内容
国際福祉機器展(日本最大の介護用品展示会)に出展。当社の開発商品や従来から販売している製品を展示。
事業の効果
国際福祉機器展は全国介護施設関係者・行政の担当者・介護用品の販売業者など介護に関係する来場者が毎回10万人以上となる国内最大の展示会であり、この際に当社製品を周知させるとともに、大手の流通業者の発行するカタログに掲載されることが重要である。今回は新たに大手流通2社の掲載決定。展示会終了後デモ機の依頼が急増し今後の売り上げに続くものと期待される。
事業者の声
当社のような中小企業にとっては専任の営業社員を持つというのは経営的にも非常に苦しく細かな営業ができない。そのため今回の展示会は非常に重要な位置を占めており、これまでにも展示会の場で効果的な営業を行ってきた。今回の展示会の参加でさらに地方における中核的な存在の流通業者とのコンタクトも多数でき将来の営業に対しても大きな期待が持てる結果となった。
経営指導員の声
本補助金を活用した販路拡大の取り組みを提案したところ、前向きな回答がありました。
最初にセミナーを受講してもらいましたが、経営計画書の骨格はできており、スムーズに補助事業計画を作成することができました。事業者と連携して伴走型支援を続けていきます。
デモルームの設置拡充による顧客の取り込み・成約率の向上 エムアンドケー株式会社
平成9年に法人を設立。ゴム用試験機の販売、検査、修理等を行っている。平成19年から自社で試験機の開発・製造も行っている。タイのバンコクに拠点を設けているほか、西日本の営業拠点として京都支店を開設している。
事業の内容
顧客の取り込み・成約率の向上を目的に、デモルームの設置拡充を行った。具体的には、自社製品を中心に実機を常に動かせる状態で展示できるスペースを設けるとともに、騒音の少ないスクロールコンプレッサーを導入しストレスを感じさせないデモ運転を可能にした。
フロアタイル、パーテーション、会議テーブル等、デモルームに必要な什器を購入した。
事業の効果
明るく清潔で独立性の高いデモルームを設置できたことにより、来社いただいたお客様に好印象を与えるとともに、実際に操作できる環境を整備することで試験機の使いやすさや信頼性をアピールすることができ、顧客の取り込みや成約率の向上につながっていると感じている。
事業者の声
国内外に関わらず、今後は医療機器製品分野での取引を拡張させていきたい。
経営指導員の声
一番身近な相談窓口として、事業者のニーズを丁寧に汲み取り支援を行っていきたい。
改装とHP・メニューリニューアルを同時に行い売り上げ増に成功 有限会社 あすなろ
現社長の実父が昭和30年に「あすなろ物産店」を埼玉県白岡市(当時白岡町)に創業。当時は自宅兼倉庫から商売を初め、電気製品だけでなく生活雑貨等の外販を主体にしていた。 昭和52年4月に法人成りし、昭和60年に本店を現在地である白岡市東口駅前に移転した。現在売上高構成比は家電品販売60%・電気工事及び修理40%となっている。
事業の内容
近年のPC・スマートフォン・デジタル家電製品等のIoTによる製品の複雑化により、お困りのお客様に対応するため、「家電・パソコン何でも相談所」を開設した。補助金を活用して「家電・PC何でも相談所」のチラシを作成し、新聞折込み及びポスティングを行うことで、当社の事業内容を広く周知するとともに、新規の顧客の獲得をめざす。また、現在は家電販売はシニア世帯に対するものが中心となっているが、上記チラシのポスティングを行うことで、若い世代の顧客獲得をめざす。
事業の効果
3ヶ月の間に家電・パソコンの対応件数が28件(チラシ折込前の6倍)あり、その内21件は新規顧客に対するものであった。
既存のシニア世帯のお客様だけでなく、若い世代の認知度が向上し、問合せ及び家電販売の売上も徐々に増加している。
認知度が向上したことにより、お客様のお宅に何度も訪問する機会が増え、お客様との関係性を深めることができた。
事業者の声
店舗内にホームネットワークの機能を体験できるコーナーを設置し、お客様に気軽に触れていただけるようにすることで、PCとその他の周辺機器の販売を目指していきたい。また、定期的に「家電・PC何でも相談所」のチラシをポスティングするなどして、さらなる新規顧客の獲得を目指したい。
本事業で獲得した新規顧客に対し、DM等を定期的に発送してお客様との関係を繋げていき、末永くお付き合いいただけるようにしたい。
「オフィス作り」に特化したWebの構築とセミナーの定期開催 株式会社 ナガシマ
1716年(正徳6年)に絹買問屋として創業、昭和初期の紙問屋を経て1975年(昭和50年)に法人設立。現在は官公庁・上場企業・地元企業などに、事務用品・事務機器を中心に販売を行っている。以前は、法人客に対しての御用聞き訪問や電話注文からの配達・販売が主であったが、近年は、WEB・EDIを利用した受注が90%程になっている。
事業の内容
オフィスの移転やリニューアルをサポートするための相談窓口の設置と、それらを周知するためにオフィス作りに特化したHPを立ち上げた。
オフィス作りセミナーを開催し、集客を図った。
事業の効果
新たに「販売・集客用のHP開発」をおこなったことでこれまでにない、民間未取引顧客への販売機会を増やすことができた。事業開始から6ヶ月程度の期間で新規の民間顧客を3社程度獲得でき、オフィス関連工事(民間部門)売上高が前年比148%程度増加している。
事業者の声
経営計画を策定することで事業の具体化に向けた課題が明確になった。商工会議所から“専門家派遣制度”に関するアドバイスをいただいたことも、成功の要因になったと思う。
今後は、今回の事業の成果を踏まえ、また新たな商品・サービスの開発に着手していきたい。
桐製積み木の製造・販売・広報活動の強化 高安桐材店
桐材・桐製品の製造販売業者。昭和20年設立の個人事業。事業主と息子の2名で経営。主要製品の桐箱は笠間焼の窯元向けが主で陶器類を収める高級感あふれる桐箱。箪笥・まな板・積み木は個人向け商品。委託販売が中心だが、近年は近隣の 店舗等で一般個人に対する移動販売も行っている。
事業の内容
オリジナル桐製積み木「タカヤス つみき フォーベビー」の製造と移動販売を強化した。具体的には生産効率アップのため製作機械と治具(補助具)の新規導入を図るとともに、販売面では商品イメージと統一されたデザインの移動販売用テントを作成。またPR用のパンフレットを作成し広報活動を強化した。
事業の効果
製作機械と治具(補助具)の導入で、ピースの面取り作業が大幅な時間短縮となり生産効率がアップした。
また商品と統一されたデザインの移動販売用テントとPR用のパンフレットは、商品のイメージを高める演出効果があり、約3%の売上増加に繋がった。
事業者の声
移動販売用テントとPR用パンフレットにより、オリジナル桐製積み木「タカヤス つみき フォーベビー」のイメージアップとなり、先頃、いばらきデザインセレクション「選定」を受賞できた。今後は、今回の事業の成果を踏まえ、また新たな商品の開発に着手していきたい。
「家電ソムリエ」として家電修理サービスを拡充 ごや電機
昭和58年創業。家電販売(パナソニック代理店)を中心に、エアコンなどの家電の修理、設備やリフォーム工事を行っている。
事業の内容
「家電ソムリエ」による「家電修理」サービス展開のために、補助金を活用して、機器の導入を図った。
事業の効果
家電修理に関する機材の導入により、電化製品等の故障部分の早期特定、アパートなど2階以上の建物での道具や電化製品の運搬、溶接切断などの作業が短縮化され、1日にこなせる仕事の量が増えたため、年間売上も5,353万円から6,580万円と、23%増加となっている。
家電販売以外に「家電ソムリエによる家電修理」を展開することで、市内在住の大学生や単身(若年層)の獲得につながった。
事業者の声
「家電ソムリエ」によるお客様が困っている事を解決できる体制づくりを図り、顧客満足度を上げていく事業展開を図ってきたい。
お客様との信頼関係を構築していくために、お客様に提案していくサービスをいろいろ考えていきたい。
人口1500人の街にイートインスペースを設置し街の賑わいに寄与 宮崎商店
西海市の崎戸町で昭和26年に先代が創業し、食料品小売、鮮魚、刺身の鉢盛、惣菜や日用品を販売している。また、店舗での販売と別に車での移動販売も行っている。加えて特産品の地方発送も行うなど、地元の頼れる店として展開している。
事業の内容
人口1500人弱の小さな町の小売店にイートインスペースを開設した。
イートインスペースはデッドスペースの有効活用として改装し、開設するとともに、弁当・惣菜など、中食の販売拡大に取り組んだ。
事業の効果
人口減少で営業環境は、厳しさを増しているが、イートインスペースができたことで、弁当に刺身やカップ麺を購入する方が増え、売上げのアップにつながっている。一日、改装前30食だったのが、40~60食(30%以上アップしている)
観光客の方が、生簀の魚をその場で食べることができるようになったことで、集客につながっている。(週末、祝日には10名以上の方が訪れ、年間に積算すると、700人以上の集客が望め、10%の売上増が期待できる。)
習い事や仲間で使いたいという声があり、利用時には、弁当や、菓子、飲み物などの販売につながっている。
事業者の声
長年、移動販売を続けてきたことが、地域の方の信頼を得ることができ、売上減少をカバーしてきたが、補助金を活用したことで新たな取り組みができ、売上アップにつながった。
交流人口を、集客することで、売上増に期待するとともに、顧客の要望にこたえられるように、日々商売と向合っていきたい。
リフォームサービスに対応できることをPRする取り組みを実施 エディオンフジト電器
昭和28年創業。昭和63年に事業承継の後、平成14年にエディオンフジト電器に屋号変更。売上構成は家電売上7割、家電修理等2割、リフォーム1割となっており、売上単価が高いにもかかわらず認知度が低いリフォーム部門のPR・新規顧客獲得が課題であった。
事業の内容
地元密着で長年にわたり構築した人脈と業歴、安心感を強みとし、交通量の多い国道沿いにリフォーム事業の周知看板を設置し、新規・既存のお客様へ当店がリフォーム分野にも柔軟に対応できることを訴求した。
事業の効果
来店されたお客様がリフォームサービスのイメージを明確に認知できるように、施工事例や価格を記載したPRパネルを作成し、店内に掲示した。
消費者の関心が高い「省エネ」効果を訴求すべくエコキュートの模型を展示するとともに、省エネ効果を数値化することでお客様が導入効果を目で見て確認できる体制を整備した。
お客様からは「非常に分かりやすい」「リフォームサービスを行っている認識が無かった」という声を多数いただいており、訴求効果は十分に認められたとともに、受注実績も取り組み後3か月でトイレ3件、ユニットバス1件、キッチン1件の合計566万円の新規売上獲得に繋がっており、既に前年度の同部門の年間売上を上回る成果となっている。
事業者の声
今後はHPやSNSも活用してリフォーム事業をPRし、より一層の受注獲得を目指している。
「リフォーム地域1番店」を目指し、今まで以上に地域に密着した営業を心掛けたい。
ブーケのバリエーション増加、アレンジメント教室開催で来客数増加 のんの花園
平成12年の開業当初より、「地元とともに」を念頭に事業展開しており、チューリップ・ひまわり等の小花(切り花)の生産を行いながら、自社店舗等で主に切り花の1本売りをメインに直販している。
事業の内容
顧客ニーズに対応するため、花用冷蔵庫を導入。素材の花を長時間ストックすることで新商品(フラワーアレンジメントやブーケ)の作成を可能とし、また、シーズン毎に多品種の花の提供も積極的に行うことで、販路拡大を図る。
新商品作成のための作業スペース及び販売スペース拡充のための店舗改装を行い、同店舗内でフラワーアレンジメント教室も行える環境も併せて整備することで来店客数の増加を図る。
事業の効果
数種類の花を常時ストックすることが可能となり、突然の注文や大量注文にも販売機会を逃すことなく、かつロスは最小限で対応可能に(売上20%増加。利益率40%向上)。
店舗改装により、来店しやすい環境づくりを行ったことで、来店客数は、前年比50%増。
事業者の声
補助金活用により、顧客ニーズに対応した店舗づくりや新商品・サービスの提供ができたことで、増収へと繋げることができた。
小学校での「花育」や中学校の職場体験等を積極的に行い、各世代に「花のある心にゆとりのある生活」をプロデュースしていきたい。
自社生産燻製を効果的にPRできるHP・パッケージ作成で売上増 ゼンドー株式会社
平成26年7月に設立し店名は「燻製シマヘイ」。自社工房にて燻製商品の製造販売。地元産と化学調味料無添加にこだわった燻製は、牛肉、豚肉、鶏肉、鶏卵などを燻液を使わずに無添加の原材料のみを使用し、時間をかけ手作りしている。売上は店頭販売6割、イベント1割、ギフト1割、デパート等への卸2割。
事業の内容
自作したHPでは、自慢の商品の良さもうまく表現できておらず、ネット販売にも対応していなかった。補助金を活用して、専門業者に発注して、これらの課題を解決すべくHPのリニューアルをおこなった。
併せて、良質でこだわりのある商品に、更に高級志向・本物志向を持たせるため、商品パッケージデザインの刷新に補助金を活用した。
事業の効果
HPをリニューアル後、問い合わせをしてくれる人が増え、殆どゼロだったリニューアル前と比較し、HPからの購入者が10人程度増えた。
パッケージデザインの更新で付加価値が明確となり、バイヤーのニーズに応えられた。
12月の売上が前年比15%の増加となった。
事業者の声
HPをリニューアルしたいが予算がない。そんな時にこの補助金を提案していただき、活用することができた。ベースが出来たので通常のネット販売はもちろん、ギフトの受注などにも繋げて更なる成果を出していきたい。
効果的な宣伝活動で売り上げ増に成功 コラボ
平成16年4月に段ボールを中心とした梱包資材を取り扱う企業として創業。自社では段ボール資材や包装関係資材の生産は行わず、得意先から承った注文をOEM先工場から直接納品を行う。「コストパフォーマンスの良い品質包装・短納期」などお客様の要望を満たすことができる商社として営業。
事業の内容
PRチラシの作成・配布:商圏に配布する為の、当社サービスのPRパンフレット作成。作成物は全国のネットショップ等にDMにて配布、個別営業に活用
ホームページリニューアル:サービスの内容、メリットを謳った、訴求力の高いホームページを目指し、PRパンフレットと同内容を、ページ追加・バナー広告で対応
事業の効果
新たに開発した広告掲載包装資材の概要、メリット等を記載したPRチラシを作成し、既存取引先に配布する事で事業内容を直接説明する必要が無く、広告の依頼や包装資材の取引等を効率的に進めることが可能となる成果があった。
事業者の声
小規模な事業者であっても、国からの支援が直接受けることが出来る、素晴らしい補助事業であると思う。
効果的な宣伝活動で売り上げ増に成功 株式会社 WAIRA TAMBA
2015年4月京丹波町にて設立し、飲料品製造販売に携わってきた経験とコネクションを活かした飲食品企画・卸売業を営んでいる。
事業の内容
既存商品のイノベーション:「UME・UME」の商品ラベルの新規デザインとポスター(チラシ)のデザイン、小売店用納品兼陳列用段ボールケース製作。また、考案中の新商品「くろドレ」「しろドレ」の試作サンプル、ラベル抜き金型、チラシデザイン製作にも取り組み商品ラインアップの充実を図った。
事業の効果
商品ラベルの完成度が高く非常に高い評価を得ることが出来た。特に「UMEUME」は従来に無い角瓶を使用することにより商品の付加価値が高まり夏の季節感も手伝って道の駅で好評を得る結果となった。道の駅では地元物産の売上トップを獲得。
主な販路開拓取扱先:京丹波町内の道の駅2店・ホテル(福知山市内、綾部市内)・綾部物産館・スーパー・ゴルフ場(兵庫県等々)・高級スーパー、土産店等々(京都市内、宇治市内)・味夢の里ネット販売・ヤマダ電機ヤマダモールネット販売
納品ケース兼陳列用段ボールケースの開発により、売場担当者の手間を取らせず商品陳列が出来、販売店からも好評を得た。
事業者の声
京都・丹波での原材料で二次加工し付加価値の高い商品を販売する目的で取り組んでいますが完成度の高い商品が提供出来た。
商品自体の評価もよく「お土産に頂いたが美味しいので送って頂けますか?」等の問い合わせも数十件頂き安堵している。
生鮮食料品の移動販売を行い地域コミュニティの維持にも貢献 渚水産
1983年に創業。能登半島の七尾北湾で漁獲された新鮮な地元産魚の販売、干物、粕漬けなどの加工品の製造販売を実施。
事業の内容
移動販売を行った町内過疎地域は、65歳以上の高年齢者人口が54%と高く、生鮮食料品を取扱う店舗も店主の高齢化により廃業が相次いでいることや集落の路地が細く車の行き来ができず、訪問不可能であった足の不自由な高齢者に直接販売を行うため、冷蔵設備付き小型販売車(軽トラック)を導入し、8月18日から一カ月にわたり、移動販売を実施。
事業の効果
高齢者へ安定した食材を提供することができ、訪問件数、販売件数がそれぞれ約10件増加、1カ月で約95万円売上げることができた。また、移動販売車が訪問することで、お客様が会話できる簡易サロンとなり地域コミュニティの役割も担うことができた。
事業者の声
新たに訪問した高齢者からは「直接、自宅へ来ていただけるので、大変ありがたい」とう声を頂いた。要望・問合せも2割増加し、改めて移動販売の必要性を実感した。
高齢化が進む当町では、移動販売は必要であり、今後益々、移動販売による高齢者のサポートを進めて行きたい。
畳のトレーサビリティシステムを導入し、顧客に安心情報を付加 (株)阿部製畳
昭和22年製縄工場として創業後、畳床製造により事業を拡大。現在は畳床製造部門を廃止し、畳材料卸部門を本業に県内全域及び隣県の一部において事業を展開している。畳の需要が減少している中、地域における業界の先駆者として、取引先畳店と共に歩み発展していこうと様々な提案(商品や材料に関する勉強会、HPによる取引先畳店のPR等)を行う姿勢に期待と信頼が寄せられている。
事業の内容
畳材料のトレーサビリティシステムの確立と在庫管理の徹底による取引先からの信用拡大のため畳業界用の販売管理ソフトを導入した。
地元一般消費者に対する需要喚起及び当社の存在をPRすることを目的とする看板を設置した。
取引先畳店の受注拡大及び新規取引先開拓の為、自社運営の優良畳店紹介サイト「たたみの匠」のリニューアルを行った。
事業の効果
今後施行される「畳類公正競争規約」に対応した材料及び生産者の情報を明確かつ迅速に取引先に提供できるようになった。
看板の設置により畳についての相談に来所する一般顧客が増加。 また、自社運営の優良店紹介サイトの内容を記載しPRした結果、アクセス数が月平均1,492PVから1,826PVに増加した(22.9%増)。
上記の優良畳店紹介サイト「たたみの匠」のリニューアル、定例の勉強会等にて取引先に活用を提案したところ大変好評をいただいている。営業において独自サービスとしてPRした結果、新規取引先5件の獲得にも繋がった。
事業者の声
優良店紹介サイト名称である「たたみの匠」を商標登録申請するに至った(現在申請中)。
取引先畳店の技術を補うため設備投資を検討し経営革新計画の承認も視野に入れている。
畳需要の減少する昨今、「畳の良さ」とその提供元となる優良店を紹介していくことで、畳業界全体の持続的発展に繋げて行きたい。
仕出弁当の大量注文受注対応とパンフレット作製で売り上げアップ 葛西食料品店
昭和42年に開業、当初は食料品の小売だけだったが、昭和46年から惣菜を提供。平成元年が売上げのピークであり農家や近隣の工場やりんご倉庫で働く主婦が仕事帰りに立ち寄り賑わっていた。その後大手スーパーが次々と進出し売上げは下がり続け、平成5年より仕出し部門を始める。近年は仕出し部門の売上が伸びてきている状況。
事業の内容
仕出しの大量注文に対応するため厨房施設の改装及び作業導線の改善を行い、大口顧客層を取り込む。
仕出しのパンフレットを作成し、納品する仕出しに入れて、他の商品についても周知宣伝しリピート率向上を図る。
事業の効果
厨房施設の改装では、作業導線改善、作業工程の見直しにより、効率化が図られ、作業時間短縮にも繋がり、提供メニューを増やすなどサービス向上にも結びつき、また、これまで対応できずに断っていた大口顧客への営業活動を行ったことで、来月2件(15万)の注文を受け収益向上に結びついている状況である。
既存顧客についてはパンフレット閲覧による別商品等の注文、新規顧客については営業活動による周知効果もあり、パンフレット作成後1ヶ月ほどで周知効果による新規注文と思われるものが10件程度、金額ベースで30万の売り上げ増加に結びついた。
事業者の声
今回の事業計画では、戦略を検討していく中で、新たな気づきや、改善点の把握ができ、今後の目指すべき方向性が明確になったことで今後の事業継続に向け大きく前進することができました。
多言語に対応したメニューを新調し、外国人客の獲得に成功 株式会社摩周
1990年5月に創業。町内の釧路圏摩周観光文化センターの中で、地元の摩周そばをメインに営業している。
事業の内容
補助金を活用して、近年増加傾向にある外国人観光客をターゲットに中国語、韓国語、英語で表記したPRチラシやメニューを作成。
外国語表記でのホームページをリニューアル、看板の設置により新規顧客の誘客を促進して業績向上を図った。
事業の効果
外国人の団体旅行ツアーの昼食受入れが増加するなど売上増につながった。
そばの町「てしかが」をPRすることにより、摩周そばの普及につながるなど町のPRにも貢献している。
事業者の声
外国人観光客やフリー客が増え、集客力が向上したので、さらに体力ある経営に努めたい。
これからもそばの販売を通じて地域に貢献したい。
事業計画の重要な要素
卸売業・小売業の事業計画を考える上で重要となる要素は以下の通りです。
市場分析
事業計画を策定する前に、競争状況、市場規模、成長予測、消費者のニーズや行動パターンなど、詳細な市場分析を行うことが重要です。これにより、ビジネスが成功するための市場環境と、どのような戦略が必要かを理解することができます。
製品選定
どの製品を取り扱うかは、卸売業者・小売業者の成功に大きく影響します。市場のニーズに対応し、競合他社と差別化できる製品ラインアップを考えることが重要です。
供給元との関係
信頼できる供給元と良好な関係を築くことは、在庫管理や価格交渉、品質維持などに不可欠です。
顧客対応
特に小売業では、顧客満足度を高めるための戦略が重要です。商品の品質、販売員の接客スキル、店舗の清潔さやアクセスの良さ、返品・交換ポリシーなど、顧客体験に影響を与える全ての要素を考慮する必要があります。
プロモーションとマーケティング
卸売業・小売業は、競争が激しい業界であるため、効果的なマーケティングとプロモーション戦略が必要です。デジタルマーケティング、ソーシャルメディアマーケティング、直接マーケティングなど、様々な手法を組み合わせることで、より広範な顧客にアピールできます。
財務計画
資金繰りの計画、収益予測、利益率、固定費・変動費の管理など、事業の経済的健全性を保つための詳細な財務計画が必要です。
法規制
卸売業・小売業は、ライセンス、許可、規制など、多くの法律に影響を受けます。これらの要件を把握し、準拠することが必要です。
補助金利用用途まとめ
新商品開発や生産性向上のための設備投資が目立ちました。その他、地域に根差して事業を行っている事業者も多いため、看板のリニューアルや新設も多い傾向にあります。
他の業種よりもパッケージデザインや店舗改装にかける割合も高いのが印象的でした。
さいごに
「スマホで事業計画」のご案内
持続化補助金は、中小企業・個人事業主が持続的な経営を実現するための重要な支援策です。持続化補助金を上手に活用し、事業の改善・拡大につなげてください。
なお、弊社では申請に係る作業の中で最も大変な事業計画策定のサポートを行っております。
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スキマ時間を活用してスマホで質問に回答するだけで事業計画の策定が出来ますので、下記のサイトから詳細をご覧いただけますと幸いです。